再生数といいね、どっちが重要?SNS運用会社のプロが語る「数字の本質」と戦略|SNS運用代行

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#SNS運用

「この動画、1万再生超えてるのにいいねが全然ついてない…」
「300回再生なのに、いいねがこんなに!?」
Instagramの発信や閲覧をしている中で、こんな動画を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな時にふと感じるのが——
「再生数が多いけどいいねが少ない」「いいねが多いけど再生数が少ない」、どちらの動画がいいの?というもの。
今回はそんな疑問について、アドライブエージェントの戦略企画部マネージャー、千葉すみれ(ちばすみれ)さんに答えてもらいました!
すみれさんの結論から言うと、「どっちも必要」。
ただその理由には、Instagramのマーケティング構造に基づく理論がありました。
「再生数が多いけどいいねが少ない」動画とは?

このタイプの動画の特徴は、”とにかく多くの人に届いている”ということです。
Instagramでは、最初に狙うべきは「認知を広げること」。
あなたやあなたの商品を“見たことがある”という人を増やすことが大事なんです。
トレンドの音源や流行りのフォーマットを取り入れた動画は、再生されやすい反面、「いいね」を押すほど心に刺さらないことも多い。
でも、それでいいんです。まずは“存在を知ってもらうこと”が第一歩。
再生数が回っているということは、Instagramのアルゴリズムに評価されて「発見タブ」などに露出している可能性が高い。
つまり、“広げるフェーズ”の動画としてはとても価値があるんです。
「いいねが多いけど再生数が少ない」動画とは?

これは刺さる人にはしっかり刺さっているタイプの動画。
ただ、興味を持つ層が狭い=いわゆる「ニッチな動画」です。
内容としては、共感性が高いものや、深いテーマのものが多い。
たとえば、「日常の小さな気づき」や「業界の裏話」など。
広くは届かなくても、見た人が「いいな」「フォローしよう」と感じるきっかけになる。
だから、“ファン化フェーズ”の動画として非常に有効なんです。
「再生数重視」と「いいね重視」の使い分け

Instagramを始めたばかりの時期は、まず再生数を狙いに行くことが大事。
見てもらわないと、そもそもファン化もなにも起こらないからです。
でも、アカウントを認知している人が増えて、フォロワーが2000〜3000人を到達した後は、いいね数を意識した投稿にシフトしていく。
“この人、いい投稿するな”と思われるフックを作ることで、フォローや商品購入に繋がっていきます。
つまり、
立ち上げ初期は「再生数」で広げる
認知が取れたら「いいね」で信頼を深める
この2ステップが理想の流れなんです。
だから、どちらかの戦略によるのはNG。
アカウントの今の課題を考えながら、どちらの動画も作っていくのがベストなんです。
「再生数もいいねも多い動画」を作ればいいのでは?
こんな説明をすると、多くの人が感じるのは、「再生数もいいねも多い動画を作ればいいじゃん!」ということ。
これもよく聞かれますが、実はかなり難しいんです。
なぜなら、両方を狙いすぎるとどっちつかずになりやすいから。
たとえば、ニッチなテーマにエンタメ性を足しすぎるとチープに見えてしまう。
逆に、広く見てもらえる構成にしすぎると、深さや共感が薄れてしまう。
結果、誰にも刺さらない動画になってしまうんです。
もちろん、両立できる動画も存在しますが、それは“狙って作る”というより、積み重ねの中で自然と生まれるもの。
だから最初から“どちらも狙う”より、目的を絞って投稿していく方が成果に繋がりやすいです。
実はいいねより大事なのは…?

ちなみに、いいねや再生数に目が行きがちですが、私がいつも注目しているのは「保存数」。
Instagramは“滞在時間が長い投稿”を価値あるものとして評価する傾向があります。
保存されるということは、「後から見返したい」「じっくり見たい」と思われている証拠。つまり、その投稿がユーザーの中に“残っている”ということなんです。
保存数が増えると、アルゴリズム的にも評価されやすくなり、リーチが広がる可能性も高まります。
いいねよりも、保存数の方が長期的な価値を生むことも多いんですよ。
まとめ:数字の“意味”を読み取ろう
再生数、いいね数、保存数。
どれも大事ですが、大切なのは「数字の裏にある意味を読み取ること」です。
「再生数が多い=広がっている」
「いいねが多い=刺さっている」
「保存されている=記憶に残っている」
すみれさんは、この3つを見極めながら目的に応じて投稿を使い分けていくことの重要性を教えてくれました。
Instagram運用を成功させるいちばんの近道は、数字を読み取る力かもしれません。



