

ストーリーズのアンケート機能を使ってみたいけど、何を質問すればいいの?
集客や問い合わせにつなげるにはどう活用すればいいの?
本記事ではこんな悩みを解決します。
Instagramのアンケート機能は、フォロワーに気軽に投票してもらえる便利な機能です。しかし、ただ「どっちが好き?」と聞くだけでは、反応は増えても売上・予約・資料請求などの成果につながりにくい場合があります。特に中小企業や店舗ビジネスでは、アンケートの質問内容、投稿タイミング、回答後の導線設計まで考えることが重要です。
アドライブエージェントでは、
「Instagram運用を始めたいけれど何から手をつければいいかわからない」
「投稿しているのに集客・採用につながらない」
といった企業さまの課題に対し、アカウント設計から投稿企画・制作・分析改善まで一気通貫で支援します。
Instagram運用でお困りの方はお気軽にご相談ください。

アンケート機能とは?

アンケート機能とは、Instagramストーリーズ上でユーザーに選択式の質問を投げかけ、タップだけで回答してもらえる機能です。通常の投稿やリールは「見る」「いいねする」「保存する」といった行動が中心ですが、アンケートはユーザーが自分の意見をワンタップで示せる点が特徴です。
アンケートと聞くと本格的な市場調査をイメージするかもしれませんが、Instagramのアンケート機能は、もっと気軽なコミュニケーションに向いています。フォロワーが数秒で回答できるため、コメントを書くより心理的なハードルが低く、普段は反応しないユーザーからも意見を集めやすいのが強みです。
また、ストーリーズは24時間で消えるため、フィード投稿ほど作り込まなくても、日常的なコミュニケーションとして活用しやすい点も魅力です。新メニューの候補、キャンペーン内容、資料のテーマ、イベント開催日時などをフォロワーに聞くことで、参加感のあるアカウント運用にもつながります。
ただし、アンケート機能は反応を増やすためだけに使うものではありません。成果につなげるには、回答結果を次の投稿企画、商品改善、サービス案内、資料請求や予約への導線に活かすことが重要です。
つまり、アンケート機能は、フォロワーと会話するための機能であり、見込み客のニーズを把握する簡易的なリサーチ機能でもあります。中小企業やInstagram運用ユーザーにとって、広告費をかけずにユーザーの声を集められる貴重な接点として活用できます。
なぜアンケート機能が重要?

アンケート機能が重要な理由は、Instagram運用において「ユーザーの反応を待つ運用」から「ユーザーの声を取りにいく運用」へ変えやすいからです。
Instagramでは、フィード投稿やリールを継続していても、ユーザーが何に興味を持っているのかが見えにくいことがあります。いいね数や再生数は確認できても、「なぜ反応したのか」「どの悩みが強いのか」「次にどんな情報を求めているのか」までは、数字だけでは判断しにくいものです。そこで役立つのが、アンケート機能です。
アンケート機能を使えば、フォロワーに直接質問できます。しかも、コメントやDMのように文章を入力する必要がなく、選択肢をタップするだけで回答できます。ユーザーにとって負担が少ないため、普段は投稿に反応しない人からも意見を集めやすくなります。
たとえば留学サービスを運営している企業であれば、ストーリーズで「留学で一番不安なのは費用?英語力?」とアンケートを取ることで、フォロワーが今どのような悩みを持っているのかを把握できます。
関連記事|「Instagram運用で留学の申し込みは増やせる?Instagram運用代行の会社が教えるInstagram戦略の3つのポイント」
アンケート機能を活用するメリット

アンケート機能を活用するメリットは、フォロワーとの接点を増やしながら、投稿改善や商品・サービス改善に使える情報を集められることです。Instagram運用では、投稿を作って終わりではなく、ユーザーの反応を見ながら改善することが重要です。アンケート機能は、その改善材料を日常的に集めやすい点で、中小企業や一般のInstagram運用ユーザーに向いています。
フォロワーとのコミュニケーションが生まれやすい
アンケート機能の大きなメリットは、フォロワーが気軽に参加できることです。コメントを書くほどではないけれど、選択肢をタップするだけなら反応できるというユーザーは少なくありません。
たとえばホテルのアカウントで、「旅行先のホテルで重視するのはどちらですか?」と質問し、選択肢を「朝食」「大浴場」にすると、ユーザーは自分の好みに近い方を直感的に選べます。回答後に「朝食派が多かったので、明日は人気の朝食メニューを紹介します」と投稿すれば、フォロワーは自分の回答が反映されたように感じやすくなります。
このように、アンケートは一方的な発信ではなく、双方向のコミュニケーションを作るきっかけになります。
投稿ネタやコンテンツ企画のヒントになる
Instagram運用で多い悩みの一つが、「何を投稿すればよいかわからない」というものです。特に中小企業では、専任のSNS担当者がいないことも多く、投稿ネタが属人化しやすい傾向があります。
アンケート機能を活用すれば、フォロワーの回答から投稿ネタを見つけやすくなります。
たとえば留学エージェントが「次に知りたい情報はどちらですか?」と質問し、選択肢を「留学費用」「学校選び」にしたとします。留学費用への回答が多ければ、次の投稿では以下のようなテーマが考えられます。
アンケート結果 | 次に作れる投稿例 |
留学費用が気になる | 国別の費用比較 |
留学費用が気になる | 短期留学と長期留学の費用差 |
留学費用が気になる | 費用を抑えるための準備 |
学校選びが気になる | 語学学校を選ぶポイント |
学校選びが気になる | 都市別の学校の特徴 |
学校選びが気になる | 留学前に確認すべきサポート内容 |
留学アカウントで1.4万人のフォロワーを持つ弊社メンバーによると、ストーリーズのアンケート機能を活用した投稿はエンゲージメントが高くなる傾向にあるとのことです。
アンケート機能は、運用担当者の感覚だけに頼らず、フォロワーの反応をもとに投稿企画を考えるための材料になります。
商品・サービス改善に活かしやすい
アンケート機能は、投稿改善だけでなく、商品やサービスの改善にも役立ちます。特に、新しいプランやキャンペーンを考えるときに、ユーザーの反応を事前に確認できる点がメリットです。
ホテルであれば、「記念日プランに付いていたら嬉しいのは?」と聞き、「ケーキ」「客室装飾」の2択にできます。回答結果によって、宿泊プランの特典内容を検討しやすくなります。もちろん、アンケート結果だけで最終判断するのではなく、予約データや客単価、オペレーション負荷なども合わせて見る必要があります。しかし、ユーザーの興味を知る入り口としては有効です。
留学サービスの場合は、「無料資料に入っていたら嬉しい内容は?」と聞き、「費用シミュレーション」「国別プラン比較」といった選択肢を用意できます。回答が多かった内容を資料に反映すれば、資料請求後の満足度や相談への移行率を高めるヒントになります。
見込み客の悩みや検討段階を把握できる
新商品や新プランを出す前にも、アンケート機能は活用できます。事前にフォロワーの興味や反応を確認しておくことで、訴求ポイントや見せ方を調整しやすくなるためです。
たとえばホテルであれば、新しい宿泊プランを出す前に「次の旅行で利用したいのはどちらですか?」と質問し、「記念日プラン」「リラックスプラン」のように選択肢を設定できます。さらに、「記念日プランにあると嬉しい特典は?」と聞き、「ケーキ」「客室装飾」のように比較することで、ユーザーが魅力に感じる要素を把握しやすくなります。
ホテル集客におけるInstagram運用戦略については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事|1.7万再生の客室動画を手がけたInstagram運用会社が教えるInstagram戦略の3つのポイント
資料請求や予約への導線を作りやすい
アンケート機能は、資料請求や予約の前にユーザーの興味を高める導線としても活用できます。
たとえば留学サービスで、「留学費用の目安、知りたいですか?」と質問し、選択肢を「知りたい」「まずは概要だけ」にします。その後、「知りたい」と回答した人が多ければ、「国別費用をまとめた無料資料を用意しています」と案内できます。いきなり資料請求を促すより、アンケートで関心を確認してから案内する方が、自然な流れになります。
このように、Instagramで成果を出すためには、投稿やストーリーズ単体で反応を取るだけでなく、認知から興味喚起、資料請求や予約までの流れを設計することが重要です。Instagramを売上につなげるためのファネル設計については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事|「インスタ単体で集客できる?|Instagram運用会社の代表が明かす売上に繋がるファネル戦略」
インサイト分析と改善の材料になる
アンケート機能は、インサイト分析と組み合わせることで、より実務的に活用できます。
見るべきポイントは、回答数だけではありません。ストーリーズの閲覧数に対してどれくらい回答されたか、どの質問で反応が高かったか、アンケート後にプロフィールアクセスやリンククリックが増えたかも確認すると、改善につなげやすくなります。
たとえば以下のように整理できます。
確認する指標 | 見る目的 |
ストーリーズ閲覧数 | どれくらいの人に届いたか |
アンケート回答数 | どれくらい参加されたか |
回答率 | 質問内容が反応しやすかったか |
プロフィールアクセス数 | 興味喚起につながったか |
リンククリック数 | 資料請求や予約導線に進んだか |
DM数 | 個別相談のきっかけになったか |
フォロワー数だけを見ていると、Instagram運用の成果を正しく判断できないことがあります。特にアンケート機能では、反応数だけでなく、回答率、リンククリック数、DM数、資料請求数などを合わせて見ることで、集客につながる改善点を見つけやすくなります。
たとえば、アンケートの回答数は多いのにリンククリックが少ない場合、フォロワーの関心は集められていても、その後の導線や訴求内容に改善の余地があると考えられます。反対に、回答数は少なくてもDMや資料請求につながっている場合は、少数でも関心度の高いユーザーに届いている可能性があります。
アンケート機能のメリットは、単に反応を増やすことだけではありません。フォロワーの興味を把握し、投稿企画を改善し、商品やサービスに反映し、資料請求や予約につなげる流れを作れることに価値があります。
Instagramを成果につなげたい企業ほど、アンケートを日常的なコミュニケーションとして使うだけでなく、数値を見ながら改善する視点が重要です。
なお、Instagram運用で成果を出すための分析方法や、伸びている投稿を再現する考え方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事|「Instagram運用会社のプロが教える動画分析と再現の仕組み」
アンケート機能の使い方

アンケート機能の使い方は、基本操作としてはそれほど難しくありません。Instagramのストーリーズ作成画面からアンケートスタンプを選び、質問文と選択肢を入力して投稿するだけで使えます。ただし、企業や店舗が集客・予約・資料請求につなげたい場合は、単に機能を使うだけでなく、「何を聞くか」「回答後に何を見せるか」「どの導線につなげるか」まで設計することが重要です。
ここでは、基本的な操作手順と、成果につなげるための使い方を分けて解説します。
アンケート機能の基本的な作成手順
アンケート機能を作成する流れは、以下の通りです。
① Instagramアプリを開き、ストーリーズ作成画面を開く
② 写真・動画・背景画像などを選ぶ
③ スタンプアイコンをタップする
④ 「アンケート」スタンプを選ぶ
⑤ 質問文を入力する
⑥ 選択肢を入力する
⑦ 必要に応じて文字やデザインを調整する
⑧ ストーリーズに投稿する
質問文はシンプルにする
アンケート機能では、質問文をできるだけシンプルにすることが大切です。ユーザーはストーリーズを流し見していることが多いため、長い説明文を読む前に離脱してしまう可能性があります。
良い質問文の例は、以下のようなものです。
例)
留学で一番不安なのは?(留学サービス)
行ってみたい国はどっち?(留学サービス)
ホテル選びで重視するのは?(ホテル)
旅行で楽しみなのはどっち?(ホテル)
次に食べたい限定メニューは?(飲食店)
初回予約前に知りたいのは?(美容サロン)
一方で、「弊社では現在、留学を検討している方に向けてサービス改善を行っており、今後のコンテンツ制作の参考にするために、皆さまが留学前に不安に感じていることを教えてください」のような文章は、ストーリーズには長すぎます。丁寧ではありますが、ユーザーが瞬時に理解しにくく、回答率が下がる可能性があります。
企業側の意図をすべて説明しようとするのではなく、ユーザーが迷わず答えられる一文にすることがポイントです。
選択肢は迷わず選べる内容にする
アンケートの回答率を高めるには、選択肢の設計も重要です。選択肢が曖昧だったり、どちらも選びにくかったりすると、ユーザーは回答せずに次のストーリーズへ進んでしまいます。
たとえば留学サービスで「留学で不安なのは?」と聞く場合、選択肢は「費用」「英語力」のように明確な言葉にするのがおすすめです。「将来の可能性」「成長環境」のような抽象的な選択肢だと、回答者によって解釈が分かれやすくなります。
ホテルの場合も、「宿泊先に求めるものは?」という質問に対して、「快適さ」「特別感」とするより、「朝食」「大浴場」「駅近」「景色」など、具体的な要素にした方が回答しやすくなります。Instagram運用では、ユーザーが深く考えなくてもタップできる選択肢を用意することが大切です。
また、選択肢は企業側が売りたいものだけに偏らせないよう注意しましょう。たとえばホテルが記念日プランを売りたいからといって、「記念日プランが気になる」「とても気になる」のような選択肢にすると、ユーザーの本音を把握しにくくなります。「記念日プラン」「リラックスプラン」のように比較できる内容にした方が、ニーズの違いを確認しやすくなります。
回答結果を次の投稿やストーリーズに反映する
アンケート機能を使ううえで大切なのは、投稿して終わりにしないことです。回答結果を確認し、その後の投稿やストーリーズに反映することで、ユーザーに「自分たちの声が届いている」と感じてもらいやすくなります。
アンケートは、ユーザーの関心を確認する入口です。その結果に合わせて次のコンテンツを作ることで、Instagram運用の改善サイクルが生まれます。
10ヶ月で1万人フォロワーを達成した洗剤メーカー様によると、ストーリーズのアンケート機能を活用し、ユーザーの声を商品開発に反映したということもあったそうです。フォロワーに使用感や悩み、求める機能などを聞くことで、企業側だけでは気づきにくいニーズを把握し、新商品の企画に活かすことができます。
このように、アンケート機能は投稿の反応を高めるだけでなく、商品やサービスの改善、さらには新しい企画づくりにも活用できる機能です。
アンケート後の導線を設計する
企業アカウントでアンケート機能を活用する場合、回答後の導線設計も欠かせません。導線とは、ユーザーがアンケートに回答した後に、次にどの行動を取るかまで考えた流れのことです。
たとえば、留学サービスであれば、「留学費用が不安ですか?」というアンケートを実施した後に、国別の費用目安を紹介し、最後に無料資料請求へ案内する流れが考えられます。「英語力が不安ですか?」という質問であれば、初心者向けプランを紹介したうえで、個別相談や資料請求につなげることができます。
また、「行きたい国はありますか?」と聞いた場合は、人気国の特徴を比較するストーリーズを投稿し、国別資料の請求へ誘導すると自然です。「留学したい時期はいつですか?」というアンケートであれば、時期別の準備スケジュールを紹介し、説明会申込につなげる流れも作れます。
ここで重要なのは、アンケート後にいきなり売り込まないことです。回答した直後のユーザーは、まだ情報収集段階であることも多いため、まずは役立つ情報や興味に合った内容を届けることが大切です。そのうえで、「詳しく知りたい方はこちら」と資料請求や予約へ案内することで、自然な流れで次の行動につなげやすくなります。
投稿後は結果を確認して改善する
アンケートを投稿した後は、結果を確認し、次回の改善に活かしましょう。見るべきポイントは、どちらの選択肢が多かったかだけではありません。
以下のような観点で確認すると、より実務に活かしやすくなります。
確認項目 | 改善に活かすポイント |
閲覧数 | どれくらいのフォロワーに届いたか |
回答数 | どれくらい参加されたか |
回答率 | 質問がわかりやすかったか |
回答の偏り | ニーズや関心がどちらにあるか |
次のストーリーズ閲覧数 | 続きの情報に興味を持たれたか |
リンククリック数 | 資料請求や予約導線に進んだか |
DM数 | 個別相談につながったか |
たとえば、閲覧数は多いのに回答数が少ない場合は、質問文がわかりにくかった、選択肢が魅力的でなかった、文字が小さくて見づらかったなどの原因が考えられます。反対に、回答数は多いのに資料請求や予約につながらない場合は、アンケート後の導線が弱い可能性があります。
アンケート機能は、1回で成果を判断するものではありません。複数回試しながら、どの質問に反応が集まりやすいか、どの導線が資料請求や予約につながりやすいかを検証することが大切です。
社内で運用ルールを決めておく
中小企業がInstagramを運用する場合、担当者によって投稿内容や質問の仕方が大きく変わってしまうと、アカウント全体の方向性がぶれやすくなります。そのため、アンケート機能を活用する際も、事前に簡単な運用ルールを決めておくことが大切です。
たとえば、アンケートは週1〜2回を目安に実施し、質問テーマは「商品・サービス」「お客様の悩み」「季節イベント」などに分けて考えると、投稿内容に一貫性が生まれやすくなります。
また、アンケートは実施して終わりにするのではなく、集まった回答結果を次回の投稿やストーリーズで共有することで、フォロワーとの継続的なコミュニケーションにもつながります。
とはいえ、「どのような社内ルールを決めればよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。その場合は、下記資料を参考にしながら、自社に合った運用ルールを整理してみてください。

アンケート機能はいつ使うべき?

アンケート機能は、毎日なんとなく使うよりも、目的に合わせて活用することで効果を発揮しやすくなります。特に、ユーザーの関心を知りたいとき、投稿企画に迷っているとき、新しい商品・プランを出す前、資料請求や予約につなげたいときに有効です。
中小企業や一般のInstagram運用ユーザーにとって、アンケート機能は大規模な市場調査の代わりになるものではありません。しかし、フォロワーの反応を素早く確認し、次の発信や導線改善に活かすには十分役立ちます。ここでは、アンケート機能を活用すべき代表的なタイミングを解説します。
投稿ネタに迷っているとき
Instagram運用を続けていると、「次に何を投稿すればいいかわからない」と悩むことがあります。特に中小企業では、専任担当者がいないまま現場スタッフや経営者が投稿を兼任しているケースも多く、投稿内容が思いつかなくなることは珍しくありません。
このようなときは、フォロワーに直接聞くのが効果的です。
たとえば留学サービスであれば、「次に知りたい情報はどちらですか?」と聞き、選択肢を「留学費用」「国選び」にできます。ホテルであれば、「次に見たい投稿は?」と聞き、「客室紹介」「周辺観光」のように分けられます。
フォロワーが選んだ内容は、そのまま次の投稿企画になります。留学費用への関心が高ければ、国別費用比較、生活費の目安、奨学金情報、費用を抑えるコツなどを投稿できます。ホテルの客室紹介が選ばれた場合は、ルームツアー、窓からの景色、アメニティ、ベッドの広さ、宿泊者の過ごし方などを発信できます。
投稿ネタを社内だけで考えると、企業側が伝えたい内容に偏りやすくなります。アンケートを使えば、ユーザーが知りたい内容をもとに投稿を作りやすくなります。
新商品・新プランを出す前
新商品や新プランを出す前にも、アンケート機能は活用できます。事前にフォロワーの興味や反応を確認しておくことで、訴求ポイントや見せ方を調整しやすくなるためです。
SNSを活用して指名検索数を1.5倍にした飲食店によると、アンケート機能でユーザーの反応を見ながら、新メニューの方向性を決めていたそうです。このように、アンケートはフォロワーとのコミュニケーションだけでなく、商品やサービスの企画段階でも活用できます。
もちろん、アンケート結果だけで商品やプランを決めるのは慎重になるべきです。実際の売上、予約状況、利益率、社内の運用体制などもあわせて確認する必要があります。ただし、ユーザーがどの要素に反応しやすいのかを知る手段として、アンケート機能は十分に活用できる機能です。
キャンペーンやイベントを告知する前
キャンペーンやイベントを告知する前にも、アンケート機能は役立ちます。いきなり「キャンペーンを開始しました」と投稿するより、事前にユーザーの関心を高めておくことで、告知を受け入れてもらいやすくなります。
キャンペーンやイベントは、告知内容だけでなく、告知前の文脈づくりが重要です。アンケートを使うことで、ユーザーに参加してもらいながら、告知への関心を高められます。
また、アンケート結果やキャンペーンへの反応を見ながら改善していくことで、単なる一時的な告知ではなく、売上につながるInstagram運用に近づけることができます。キャンペーンも活用しながら、「バズ」を売上に変えるための分析方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事|「Instagram運用で『バズ』を売上に変える!プロが語る成果を出し続ける分析術|Instagram運用代行会社」
ストーリーズの閲覧数や反応が落ちているとき
ストーリーズの閲覧数や反応が落ちているときも、アンケート機能を試す価値があります。閲覧数が下がっている原因は一つではありませんが、一方的な告知や似た内容の投稿が続くと、ユーザーが飽きてしまうことがあります。
アンケートを挟むことで、ユーザーが参加しやすい流れを作れます。
ただし、反応を増やしたいからといって、アカウントの目的と関係のない質問ばかりを投稿するのは避けましょう。ホテルアカウントなのに日常の雑談ばかり、留学サービスなのに関係のない二択ばかりでは、運用目的から外れてしまいます。気軽さと目的のバランスを取ることが重要です。
ユーザー参加型の企画を作りたいとき
アンケート機能は、ユーザー参加型の企画にも向いています。フォロワーが選んだ結果を実際の投稿や企画に反映することで、アカウントへの親近感が高まりやすくなります。
ホテルであれば、「次に紹介してほしい館内スポットは?」と聞き、「ラウンジ」「大浴場」と選択肢を出し、回答が多かった方を翌日の投稿で紹介できます。留学サービスであれば、「次に比較してほしい国は?」と聞き、「カナダ」「オーストラリア」と選択肢を出し、勝った方の国を詳しく紹介する流れが考えられます。
このような企画は、ユーザーが「自分もアカウント作りに参加している」と感じやすい点が魅力です。特にフォロワーとの関係性を深めたいアカウントでは、単なる情報発信だけでなく、ユーザー参加型のコンテンツを取り入れることで継続的に見てもらいやすくなります。
アンケート機能を使えない時の原因と改善のステップ

アンケート機能を使おうとしても、「アンケートスタンプが表示されない」「投稿したのに回答できない」「結果が見られない」といったトラブルが起きることがあります。企業アカウントでInstagramを運用している場合、キャンペーン告知や資料請求導線の前にアンケートを使う予定だったのに、当日になって使えないと運用スケジュールに影響が出てしまいます。
ストーリーズのアンケート機能が使えない時は、まず原因を切り分けることが大切です。アプリの一時的な不具合なのか、アカウント設定の問題なのか、投稿方法や通信環境の問題なのかによって、改善方法が変わります。
アンケートスタンプが表示されない
よくある原因の一つが、ストーリーズ作成画面でアンケートスタンプが表示されないケースです。この場合、Instagramアプリのバージョンが古い、アプリ側の一時的な不具合、アカウントごとの機能反映の遅れなどが考えられます。
まず確認したいのは、Instagramアプリが最新バージョンになっているかです。古いバージョンのままだと、一部のスタンプや新機能が正しく表示されないことがあります。アプリストアで更新がないか確認し、アップデート後に再度ストーリーズ作成画面を開いてみましょう。
次に、アプリを再起動する、スマートフォン本体を再起動する、ログアウトして再ログインする、といった基本的な対応を試します。企業アカウントの場合、複数人でログインしていることもありますが、端末やアプリ環境によって表示状況が異なる場合があります。担当者の端末で表示されない場合は、別の端末でも確認すると原因を切り分けやすくなります。
アカウントの種類や制限を確認する
アンケート機能が使えない場合、アカウントの状態も確認しておきましょう。通常、個人アカウント、ビジネスアカウント、クリエイターアカウントのいずれでもストーリーズ機能は利用できますが、何らかの制限がかかっている場合、機能の一部が使いにくくなることがあります。
たとえば、短期間に大量の投稿やフォロー、DM送信などを行っている場合、Instagram側から一時的な制限を受ける可能性があります。また、規約に抵触する投稿や不自然な操作があると、アカウントの一部機能に影響が出ることも考えられます。
中小企業のInstagram運用では、キャンペーン時に短期間で多くのDMを送ったり、外部ツールを使って自動操作を行ったりするケースがあります。しかし、不自然な運用はアカウントの信頼性を下げる可能性があるため注意が必要です。アンケート機能が使えない時は、最近の運用履歴も振り返り、過度な操作をしていないか確認しましょう。
ストーリーズではなく別の投稿形式を使っていないか確認する
アンケート機能が使えないと感じる時、実は投稿形式を間違えているケースもあります。アンケートスタンプはストーリーズで使う機能です。フィード投稿の通常作成画面や、一部の編集画面では表示されないことがあります。
特にInstagramに慣れていない担当者が運用する場合、リール、フィード、ストーリーズの違いが曖昧なまま作成画面を開いていることがあります。アンケートを使いたい場合は、必ずストーリーズ作成画面からスタンプ一覧を開きましょう。
また、リールに使えるスタンプとストーリーズで使えるスタンプは、表示や機能が異なることがあります。ユーザー参加型のアンケートを実施したい場合は、どの投稿形式で使えるのかを事前に確認することが大切です。
アンケート機能を使用する際の注意点

アンケート機能は、フォロワーの反応を集めやすく、Instagram運用の改善にも役立つ便利な機能です。しかし、使い方を間違えると、思ったような回答が集まらなかったり、ユーザーに営業色の強い印象を与えたりすることがあります。
特に中小企業や店舗、留学サービス、ホテルのように信頼感が重要な業種では、「反応を増やすこと」だけを目的にせず、ユーザーにとって答えやすく、次の行動につながりやすい設計を意識する必要があります。ここでは、アンケート機能を使用する際に注意したいポイントを解説します。
営業色を強くしすぎない
アンケート機能を資料請求や予約につなげることは有効ですが、毎回のように売り込みへつなげると、ユーザーが疲れてしまう可能性があります。
たとえば、留学サービスのストーリーズで「留学費用が気になりますか?」と聞いた直後に、毎回「今すぐ資料請求してください」と案内すると、ユーザーによっては営業色が強いと感じるかもしれません。ホテルでも、「週末旅行に行きたいですか?」の後に毎回予約リンクだけを出していると、情報発信というより販売告知の印象が強くなります。
自然な流れを作るには、まずユーザーの疑問に答えるコンテンツを挟むことが大切です。
たとえば、留学サービスならアンケート後に「費用が不安という回答が多かったため、今日は国別の費用目安を紹介します」と情報提供を行い、そのうえで「詳しい費用表は無料資料で確認できます」と案内します。ホテルなら、「朝食を重視する方が多かったため、人気メニューを紹介します」と投稿し、最後に「朝食付きプランはこちら」と予約導線を置くと自然です。
資料請求や予約につなげる場合も、ユーザーにとって役立つ情報を先に届けることで、押し売り感を抑えやすくなります。
回答結果を放置しない
アンケートを実施した後に、回答結果をまったく活用しないのも避けたいポイントです。ユーザーがせっかく回答しても、その後の投稿に反映されなければ、参加した意味を感じにくくなります。
たとえば、ホテルで「見たい投稿は客室紹介ですか?周辺観光ですか?」と聞いたのに、結果に関係なく別の告知ばかり続けていると、フォロワーは「聞かれただけだった」と感じる可能性があります。留学サービスでも、「留学で不安なのは費用ですか?英語力ですか?」と聞いた後は、回答が多かったテーマに関する投稿を出すことで、ユーザーの声を反映できます。
頻度が多すぎると反応が落ちる
アンケートは便利ですが、頻度が多すぎるとユーザーが飽きてしまいます。毎日のように似たような質問を続けると、最初は回答していたフォロワーも徐々に反応しなくなることがあります。
たとえば、ホテルアカウントで毎日「朝食派?温泉派?」のような二択を出していると、新鮮味がなくなります。留学サービスでも、毎回「費用が不安?英語力が不安?」ばかりでは、ユーザーの興味を広げにくくなります。
アンケートの頻度は、アカウントの投稿数やフォロワーの反応によって調整しましょう。目安としては、毎日使うよりも、週1〜2回程度から試し、反応を見ながら増減させるのが現実的です。キャンペーン前や新プラン公開前など、目的が明確なタイミングでは連続して使うこともありますが、その場合も質問内容に変化をつけることが大切です。
デザインや文字の見やすさにも配慮する
アンケート機能では、質問内容だけでなく、見た目のわかりやすさも重要です。背景画像と文字の色が似ている、文字が小さい、スタンプの位置が見づらいと、ユーザーは内容を理解する前に離脱してしまいます。
ホテルで客室写真を背景にする場合、写真が華やかすぎると文字が埋もれることがあります。文字の背景に半透明の帯を敷く、余白のある場所にアンケートを置くなど、読みやすさを意識しましょう。留学サービスで海外の街並みを背景にする場合も、空や壁などの余白部分に文字を配置すると見やすくなります。
また、ブランドイメージに合ったトーンも大切です。高級ホテルであれば落ち着いた色味、学生向け留学サービスであれば明るく親しみやすいデザインなど、アカウント全体の雰囲気に合わせることで信頼感を保ちやすくなります。
アンケート結果だけで判断しすぎない
ストーリーズのアンケートの回答結果は参考になりますが、それだけで重要な判断をするのは避けた方がよいです。回答しているのはフォロワーの一部であり、実際の顧客全体を代表しているとは限りません。
アンケート機能は、フォロワーに質問し、選択肢をタップして回答してもらえるシンプルな機能です。しかし、企業や店舗が成果につなげるためには、ただ投稿するだけでは不十分です。大切なのは、何を聞き、回答結果をどう活かし、資料請求・予約・問い合わせなどの導線にどうつなげるかです。
たとえばホテルであれば、「ホテル選びで重視するのは朝食か大浴場か」「旅行目的は記念日か家族旅行か」といったアンケートが活用できます。回答結果に合わせて、客室動画、朝食紹介、記念日プラン、周辺観光情報などを発信し、予約ページへの導線を設計することで、予約検討を後押しできます。
一方で、質問が長すぎる、選択肢がわかりにくい、営業色が強すぎる、回答結果を放置する、頻度が多すぎるといった使い方は、フォロワーの反応を下げる原因になります。
アンケート機能は、フォロワーとの関係づくりだけでなく、投稿改善、サービス改善、資料請求や予約への導線設計にも役立つ機能です。反応を集めること自体をゴールにせず、ユーザーの声を次の施策に活かすことで、Instagram運用を感覚任せではなく、目的に沿った運用へ近づけやすくなります。
よくある質問

Q. アンケート機能は集客に効果がありますか?
A. アンケート機能は、使い方次第で集客や問い合わせにつながる可能性があります。ただし、アンケートを投稿するだけで成果が出るわけではありません。回答結果をもとに、ユーザーが知りたい情報を発信し、プロフィールリンク、予約ページ、資料請求フォーム、DMなどへ自然につなげることが重要です。
Q. アンケート機能で回答率を上げるにはどうすればよいですか?
A. 回答率を上げるには、質問文を短くし、選択肢をわかりやすくすることが重要です。ユーザーはストーリーズを短時間で見ているため、「留学で不安なのは?」「ホテル選びで重視するのは?」のように、一瞬で理解できる質問が向いています。背景画像や文字色にも配慮し、スマートフォン画面で読みやすいデザインにしましょう。
Q. ストーリーズのアンケート機能が使えない時はどうすればよいですか?
A. アンケート機能が使えない時は、まずInstagramアプリの更新、アプリや端末の再起動、通信環境、投稿形式、アカウント状態を確認しましょう。ストーリーズ作成画面ではなく、別の投稿形式を開いている場合もあります。改善しない場合は、質問スタンプ、クイズスタンプ、絵文字スライダー、コメント募集などの代替手段を使うこともできます。
Q. アンケート機能を使う際の注意点は何ですか?
A. アンケート機能を使う際は、質問の目的を明確にし、回答しやすい選択肢を用意することが大切です。営業色が強すぎる質問や、個人情報に踏み込みすぎる質問は避けましょう。また、アンケート結果だけで判断せず、リンククリック数、DM数、資料請求数、予約数などの指標と合わせて改善することが重要です。
アンケート機能をうまく活用しよう
アンケート機能は、フォロワーとの気軽なコミュニケーションだけでなく、Instagram運用を改善するための重要なヒントになります。特に、留学サービスやホテルのように比較検討期間が長い業種では、ユーザーの不安や関心を把握し、その内容に合わせて投稿・ハイライト・プロフィール・お問い合わせ導線を整えることが大切です。
一方で、アンケートを成果につなげるには、質問設計、投稿企画、インサイト分析、導線設計を継続的に見直す必要があります。「どの質問をすればよいかわからない」「アンケート後の資料請求につながらない」「Instagram全体の運用方針を整理したい」という場合は、まず自社の目的と現状の課題を整理することから始めましょう。
Instagram運用で資料請求や問い合わせを増やしたい場合は、アンケート機能を単発の施策で終わらせず、見込み客の声を集める仕組みとして活用することが重要です。自社に合ったInstagram運用の考え方や、お問い合わせにつなげる導線設計を詳しく知りたい方は、ぜひ資料請求をご活用ください。


【監修者】
千葉すみれ
COO / SNS事業責任者
SNS集客研究所は、InstagramやTikTok、LINEなどのSNSを活用して、集客や採用、ブランドづくりに取り組みたい企業・店舗の方に向けたメディアです。
SNS運用は、ただ投稿を増やすだけでは成果につながりません。
「誰に届けたいのか」「どんな行動につなげたいのか」「投稿から問い合わせ・来店・応募までをどう設計するのか」を考えることが大切です。
私はこれまで、年間100社以上の企業アカウントの戦略立案に携わり、SNS運用代行・Meta広告・LINE構築などを支援してきました。また、自身でも実体験に基づいた情報を発信する留学アカウントを立ち上げ、10ヶ月で1万人のフォロワーを獲得、最大175万回再生を記録した経験があります。
このメディアでは、そうした実際の運用現場で得た知見をもとに、机上の空論ではない実践的なSNS運用ノウハウを、わかりやすく発信していきます。
SNSをこれから始めたい方、自社の運用を見直したい方、フォロワー数だけでなく売上・問い合わせ・採用につながるSNS活用を目指したい方に、ぜひ読んでいただきたいです。



