

インスタを投稿しているのに、なぜ集客や売上につながらないの?
何を見れば改善できるの?
本記事ではこんな悩みを解決します。
インスタ運用では、写真や動画を投稿するだけでなく、投稿後の数値を確認し、次の改善につなげることが重要です。限られた時間や予算の中で成果を出す必要があるため、「なんとなく投稿する」状態から抜け出す必要があります。
インスタ運用の成果というと、フォロワー数に目が向きやすい方も多いのではないでしょうか。もちろんフォロワー数も重要な指標のひとつですが、実際にはリーチ数、保存数、プロフィールアクセス数、Webサイトクリック数、問い合わせ数など、確認すべき数値はほかにも多くあります。
SNS運用では、これらの数値をもとに「どの投稿が見られているのか」「どの投稿が保存されているのか」「どの投稿が購入や問い合わせにつながっているのか」を分析し、次の投稿や導線改善に活かすことが重要とされています。なんとなく投稿を続けるのではなく、数値を見ながら改善を重ねることで、限られた時間や予算の中でも成果につなげやすくなります。
またInstagramには、投稿やアカウントの成果を確認できる「インサイト」という分析機能があります。インサイトを活用すると、投稿ごとのリーチ数や保存数、プロフィールアクセス数、フォロワーの反応などを確認でき、自社アカウントの改善点を見つけやすくなります。
この記事では、インスタの投稿分析で見るべき指標、Instagramインサイトの見方、投稿別・アカウント全体の分析方法、改善に活かす具体的なステップまで解説します。フォロワー数だけに偏らず、目的に合わせて数値を確認し、自社のInstagram運用を改善したい方はぜひ参考にしてください。
アドライブエージェントでは、
「SNS運用を始めたいけれど何から手をつければいいかわからない」
「投稿しているのに集客・採用につながらない」
といった企業さまの課題に対し、アカウント設計から投稿企画•制作•分析改善まで一気通貫で支援します。
SNS運用でお困りの方はお気軽にご相談ください。

インスタの分析とは?

インスタの分析とは、Instagramの投稿やアカウントに関する数値を確認し、運用改善につなげる作業です。具体的には、リーチ数、インプレッション数、いいね数、保存数、コメント数、シェア数、プロフィールアクセス数、Webサイトクリック数、フォロワー数などを見ながら、「どの投稿が見られたのか」「どの投稿が反応されたのか」「どの投稿が問い合わせや購入につながりやすいのか」を判断します。

インスタ分析で大切なのは、単に数字を眺めることではなく、数字の背景にあるユーザー心理を読み取り、次の投稿企画やプロフィール改善、導線設計に反映することです。たとえば、リーチ数が多い投稿は多くの人に届いている可能性がありますが、保存数やプロフィールアクセスが少ない場合は、興味喚起や行動促進が弱い可能性があります。
アパレルブランドの場合、コーディネート投稿のリーチは高いものの、商品ページへのクリックが少ないケースがあります。この場合、投稿の見せ方だけでなく、キャプション内の案内、プロフィールリンク、ストーリーズ導線、商品タグの使い方などを確認する必要があります。反対に、リーチは大きくなくても保存数や購入導線へのクリックが多い投稿は、見込み度の高いユーザーに刺さっている可能性があります。アパレルのSNS攻略方法はこちらの記事でも解説しております。
中小企業や個人運用の場合、「プロのようなクリエイティブを作れないから分析しても意味がない」と感じることもあるかもしれません。しかし、インスタ分析は大企業だけのものではありません。むしろ、投稿数や広告予算が限られる事業者ほど、反応のよい投稿にリソースを集中するために分析が必要です。
つまりインスタの分析とは、過去の投稿結果から「次に何をすべきか」を決めるための判断材料です。感覚だけで運用するのではなく、数値と仮説をもとに改善を続けることで、集客、認知拡大、EC購入、問い合わせ、採用などの成果につなげやすくなります。
インスタの分析が重要な理由

インスタの分析が重要な理由は、投稿を続けるだけでは成果につながるとは限らないからです。Instagramでは、同じ頻度で投稿していても、テーマ、見せ方、投稿形式、導線、ターゲットとの相性によって成果が大きく変わります。分析を行わないまま投稿を続けると、反応が弱い内容を繰り返してしまい、時間や制作コストが無駄になりやすくなります。
特に中小企業では、SNS担当者が他業務と兼任していることも少なくありません。投稿作成だけで手一杯になり、分析や改善まで手が回らないケースもあります。しかし、インスタ運用で成果を出すには「投稿する」「結果を見る」「原因を考える」「改善する」という流れが欠かせません。
たとえばECサイトでは、商品紹介投稿を毎回出しているのに売上につながらないことがあります。その場合、商品そのものに問題があるとは限りません。投稿の写真が使用シーンを伝えられていない、サイズ感や素材感の不安を解消できていない、購入ページへの導線がわかりにくいなど、改善できるポイントが複数あります。インスタ分析を行えば、どの段階でユーザーが離脱しているのかを考えやすくなります。ECサイトでの売上最大化の方法は下記記事でも解説しております。
関連記事|ECサイトの売上はInstagramで伸ばせる?SNS運用会社が教える集客の3つのポイント
また、インスタ分析はフォロワー数を増やすためだけに行うものではありません。企業アカウントにとって重要なのは、目的に合った成果です。店舗であれば予約や来店、ECであれば商品ページクリックや購入、BtoB企業であれば資料請求や問い合わせ、採用目的であれば応募や採用ページ遷移が重要になります。
フォロワー数が増えても、自社の商品やサービスに関心の低いユーザーばかりでは成果につながりにくくなります。逆にフォロワー数が少なくても、保存数やプロフィールアクセス、Webサイトクリックが安定していれば、濃い見込み客に届いている可能性があります。
インスタ分析を継続すると、成果が出やすい投稿テーマ、反応されやすいクリエイティブ、投稿すべき時間帯、改善すべき導線が見えてきます。その結果、運用の優先順位を決めやすくなり、限られたリソースでも成果につながる可能性を高められます。
インスタの分析で見るべき主な指標

インスタ分析では、目的に合わせて見るべき指標を選ぶことが重要です。すべての数字を同じ重みで見ると、何を改善すべきか判断しにくくなります。まずは、自社の目的を「認知拡大」「興味喚起」「比較検討」「購入・問い合わせ」「採用」などに分け、それぞれに合った指標を確認しましょう。
目的 | 見るべき主な指標 | 判断できること |
|---|---|---|
認知拡大 | リーチ数、インプレッション数、リール再生数 | どれだけ多くの人に届いたか |
興味喚起 | いいね数、コメント数、保存数、シェア数 | 投稿内容に関心を持たれたか |
比較検討 | プロフィールアクセス数、フォロー率 | アカウントに興味を持たれたか |
購入・問い合わせ | Webサイトクリック数、DM数、予約数、資料請求数 | 行動につながったか |
EC集客 | 商品ページクリック数、カート追加、購入数 | 購入導線が機能しているか |
採用 | 採用ページクリック数、DM数、応募数 | 求職者の行動につながったか |
リーチ数は、投稿を見たユーザー数です。新規ユーザーに届いているかを確認したいときに重要です。リールや発見タブ経由で新規認知を広げたい場合は、まずリーチ数を見ます。
保存数は、ユーザーが後で見返したいと感じた投稿で増えやすい指標です。ノウハウ投稿、比較投稿、チェックリスト、コーディネート提案などで重要になります。アパレルブランドであれば、「低身長向けコーデ」「春の着回し5選」「オフィスカジュアルの選び方」のような投稿は保存されやすい傾向があります。
プロフィールアクセス数は、投稿を見たユーザーがアカウントに興味を持ったかを示す指標です。投稿の内容がよくても、プロフィールアクセスにつながらない場合は、投稿内で「このブランドをもっと知りたい」と思わせる要素が弱い可能性があります。
Webサイトクリック数は、ECサイト、予約ページ、資料請求ページ、採用ページなどへの遷移を確認する指標です。中小企業がインスタ運用を事業成果につなげたい場合、特に重要です。投稿の反応がよくてもクリックが少ない場合は、プロフィール文、リンク導線、ハイライト、ストーリーズの案内を見直す必要があります。
重要なのは、指標を単独で判断しないことです。リーチは高いが保存が少ない投稿、保存は多いがクリックが少ない投稿、クリックは多いが問い合わせが少ない投稿では、改善ポイントが異なります。複数の指標をつなげて見ることで、成果につながるインスタ分析がしやすくなります。
Instagramインサイトの見方

Instagramインサイトは、プロアカウントで利用できる分析機能です。アカウント全体の状況や、投稿ごとのパフォーマンスを確認できます。Instagram公式ヘルプでは、インサイトを使ってアカウントやコンテンツのパフォーマンスを確認できると説明されています。
Instagramインサイトを見るには、アカウントをプロアカウントに切り替え、プロフィール画面や投稿画面からインサイトを確認します。表示項目や名称はアップデートで変わることがありますが、基本的にはアカウント全体のリーチ、コンテンツごとの反応、フォロワー属性、プロフィールでのアクションなどを確認できます。
アカウント全体のインサイトで見る項目
アカウント全体のインサイトでは、一定期間にどれだけのユーザーへ届いたか、フォロワーが増減したか、プロフィールからどのような行動が起きたかを確認します。特に中小企業では、日々の投稿単体だけでなく、月単位でアカウントが成長しているかを見ることが重要です。
確認したい項目は、リーチしたアカウント数、コンテンツでのインタラクション、フォロワー増減、プロフィールアクセス、外部リンクタップなどです。ECサイトの場合は、Instagramから商品ページやLPにどれだけ遷移しているかを確認します。外部サイト側のアクセス解析とあわせて見ると、Instagram経由の成果を把握しやすくなります。分析を活用して売上につなげる方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
投稿別インサイトで見る項目
投稿別インサイトでは、フィード投稿、リール、ストーリーズなど、コンテンツごとの結果を確認します。見るべき項目は、リーチ、いいね、コメント、保存、シェア、プロフィールアクセス、フォロー数、リンククリックなどです。
アパレルのEC集客では、リールで新規認知を獲得し、フィード投稿で商品の魅力やサイズ感を伝え、ストーリーズで販売開始や再入荷を案内する流れがよく使われます。そのため、リールでは再生数やリーチ、フィードでは保存数やプロフィールアクセス、ストーリーズではリンククリックや返信を重点的に見ると改善しやすくなります。
期間をそろえて比較する
インサイトを見るときは、比較期間をそろえることも大切です。昨日と先月全体を比べても、正確な判断はできません。週次、月次、キャンペーン期間など、同じ条件で比較しましょう。
たとえば「先月のリール投稿10本」と「今月のリール投稿10本」を比較すれば、テーマや冒頭構成を変えた効果を見やすくなります。分析は細かく見すぎても続かないため、まずは週1回の投稿別確認、月1回のアカウント全体振り返りから始めるのがおすすめです。
投稿別にインスタの分析を行う方法

投稿別のインスタ分析では、1つひとつの投稿がどのような役割を果たしたかを確認します。すべての投稿に同じ成果を求めるのではなく、「認知を広げる投稿」「保存される投稿」「プロフィールへ誘導する投稿」「購入や問い合わせにつなげる投稿」など、目的ごとに評価することが重要です。
まず、投稿を種類ごとに分けます。たとえば、ノウハウ投稿、商品紹介投稿、事例投稿、スタッフ紹介、キャンペーン告知、リール、ストーリーズなどです。そのうえで、それぞれの投稿に対して見る指標を決めます。
ノウハウ投稿
ノウハウ投稿では、保存数やシェア数が重要です。ユーザーが「後で見返したい」「誰かに共有したい」と感じたかを判断できます。ECサイトであれば、「失敗しないサイズの選び方」「素材別のお手入れ方法」などは、保存されやすい投稿になりやすいです。
商品紹介投稿
商品紹介投稿では、プロフィールアクセスやWebサイトクリック、商品ページクリックを確認します。単にいいねが多いだけでは、購入意欲が高いとは限りません。特にアパレルでは、着用イメージ、身長別サイズ感、コーディネート例、レビューなどが購入前の不安を減らします。商品画像だけを並べるより、実際に使う場面を想像できる投稿の方がクリックにつながる場合があります。
リール投稿
リール投稿では、再生数、リーチ、視聴維持率、プロフィールアクセスを確認します。リールは新規認知に強い一方で、再生数が多くてもフォローや購入につながらないことがあります。冒頭の引きは強いが、ブランドや商品への関心につながっていない場合は、動画の後半やキャプション、プロフィール誘導を見直しましょう。バズるリールを継続的に生み出すための分析方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ストーリーズ投稿
ストーリーズでは、リンククリック、スタンプ反応、返信、離脱率を見ます。アパレルブランドが新作発売を告知する場合、単なる「本日発売」だけでなく、着用動画、スタッフのおすすめ、在庫状況、購入リンクを組み合わせることで行動につながりやすくなります。
投稿別分析では、よかった投稿だけでなく、反応が弱かった投稿も確認します。反応が弱い理由は、テーマ、見せ方、投稿時間、ターゲットとのズレ、導線不足など複数あります。重要なのは、失敗と決めつけるのではなく、「次は何を変えるか」を明確にすることです。
アカウント全体を分析する方法

アカウント全体の分析では、投稿単体ではなく、Instagramアカウントが事業目的に向かって成長しているかを確認します。投稿別分析が「1本ごとの改善」だとすれば、アカウント全体分析は「運用方針そのものの改善」です。
まず確認したいのは、アカウントの目的です。認知拡大が目的なのか、EC購入が目的なのか、店舗予約が目的なのか、資料請求が目的なのかによって、評価すべき指標は変わります。目的があいまいなままでは、フォロワー数やいいね数だけを追ってしまい、成果につながりにくくなります。
次に、プロフィールを分析します。プロフィールは、投稿を見たユーザーが「このアカウントをフォローするか」「サイトを見るか」「問い合わせるか」を判断する場所です。プロフィール文に誰向けのアカウントなのか、何を提供しているのか、次に何をすればよいのかが明確に書かれているか確認しましょう。
ECサイトの場合、プロフィールにブランドの特徴、送料やキャンペーン、購入ページへのリンク、人気商品のハイライトなどが整理されていると、ユーザーが行動しやすくなります。逆に、投稿は魅力的でもプロフィールでブランドの強みや購入方法がわからなければ、離脱につながる可能性があります。
次に、投稿カテゴリのバランスを見ます。商品紹介ばかり、キャンペーン告知ばかり、日常投稿ばかりになっていないか確認しましょう。企業アカウントでは、認知獲得、信頼形成、比較検討、行動促進の投稿をバランスよく配置することが大切です。
たとえばアパレルブランドなら、以下のようなカテゴリが考えられます。
投稿カテゴリ | 目的 |
|---|---|
新作紹介 | 商品認知 |
コーディネート提案 | 使用イメージの促進 |
スタッフ着用 | サイズ感の不安解消 |
お客様レビュー | 信頼形成 |
制作背景 | ブランド理解 |
セール・再入荷告知 | 購入促進 |
さらに、月次でフォロワー属性やリアクションをくれるユーザー層を確認します。想定ターゲットと実際のフォロワー層がズレている場合、投稿テーマやクリエイティブを見直す必要があります。若年層向け商品なのに反応している層が違う、地域集客したいのに地域外のユーザーばかりに届いている、といったズレも分析で見つけられます。
アカウント全体の分析では、投稿数を増やす前に、目的、ターゲット、プロフィール、投稿カテゴリ、導線を整理することが重要です。土台が整っていない状態で投稿量だけを増やしても、成果につながりにくいためです。
インスタの分析で改善に活かす具体的なステップ

インスタ分析を成果につなげるには、数値を見た後の改善ステップを決めることが重要です。分析だけで終わってしまうと、運用は変わりません。ここでは、中小企業や一般ユーザーでも取り組みやすい流れを紹介します。
1. 目的を明確にする
最初に、Instagram運用の目的を決めます。認知拡大、店舗集客、EC購入、問い合わせ、資料請求、採用など、目的によって見る指標も投稿内容も変わります。
たとえばBtoB企業が資料請求を増やしたい場合、リーチ数だけでなく、プロフィールアクセス、Webサイトクリック、資料請求ページへの遷移を重視する必要があります。目的が明確であれば、分析結果を見たときに「何を改善すべきか」が判断しやすくなります。
2. KPIを設定する
次に、目的に合わせてKPIを設定します。KPIとは、目標達成に向けた中間指標です。たとえばEC購入が目的なら、商品ページクリック数、プロフィールアクセス数、保存数、ストーリーズリンククリック数などがKPIになります。
ここで注意したいのは、最初から売上だけを見ないことです。Instagram上では、認知、興味、比較、購入という段階があります。どの段階で数字が落ちているかを確認することで、改善ポイントを見つけやすくなります。
3. 投稿を分類して比較する
投稿をテーマや形式ごとに分類し、成果を比較します。リール、フィード、カルーセル、ストーリーズを分けて見るだけでも、反応傾向が見えやすくなります。
アパレルECでは、「商品単体の写真」「スタッフ着用」「着回し提案」「レビュー紹介」「セール告知」を比較すると、どの投稿が保存されやすいか、どの投稿がクリックにつながりやすいかがわかります。結果がよい投稿の共通点を見つけ、次の企画に反映しましょう。
4. 仮説を立てて改善する
分析では、数字を見て終わるのではなく、必ず仮説を立てます。たとえば「保存数が多いのは、チェックリスト形式だったからではないか」「クリックが少ないのは、購入導線がわかりにくいからではないか」と考えます。
仮説を立てたら、次の投稿で検証します。キャッチコピーを変える、1枚目の画像を変える、キャプションのCTAを変える、投稿時間を変えるなど、改善ポイントを1つずつ試すと効果を判断しやすくなります。
5. 月次で振り返る
インスタ分析は、1投稿だけで判断しないことが大切です。投稿ごとの結果には、曜日、時間、季節性、キャンペーン、アルゴリズムの影響もあります。週次で簡単に確認し、月次で全体の傾向を振り返ると、運用改善が継続しやすくなります。
月次レポートでは、伸びた投稿、反応が弱かった投稿、プロフィールアクセス、リンククリック、フォロワー増減、次月の改善方針をまとめるとよいでしょう。社内で共有する場合も、数字だけでなく「次に何をするか」まで書くことが重要です。
インスタの分析でよくある失敗と注意点

インスタ分析でよくある失敗は、フォロワー数やいいね数だけを見て判断してしまうことです。もちろんフォロワー数やいいね数も参考になりますが、それだけでは事業成果との関係が見えにくい場合があります。企業や店舗のInstagram運用では、問い合わせ、予約、購入、資料請求、採用応募など、目的に近い指標まで確認する必要があります。
リーチ数だけで成功と判断してしまう
1つ目の失敗は、リーチ数が多い投稿だけを成功と判断することです。
リーチが大きい投稿は認知拡大に役立つ可能性がありますが、自社の商品やサービスに関心のあるユーザーに届いているとは限りません。たとえばアパレルブランドで、トレンド音源を使ったリールが大きく伸びても、ブランドの世界観や商品購入につながらない場合があります。
再生数やリーチ数だけでなく、プロフィールアクセス、フォロー数、商品ページクリック、Webサイトクリックなどもあわせて確認しましょう。
投稿ごとの目的を決めずに分析してしまう
2つ目の失敗は、投稿ごとの目的を決めずに分析することです。
保存を狙う投稿、購入を促す投稿、ブランド理解を深める投稿では、見るべき指標が異なります。すべての投稿に同じ指標を求めると、正しい評価ができません。
たとえば、ノウハウ投稿であれば保存数やシェア数、商品紹介投稿であればプロフィールアクセスや商品ページクリック、キャンペーン投稿であれば応募数やリンククリック数を見る必要があります。投稿ごとの目的を明確にしたうえで、指標を分けて分析しましょう。
短期間の結果だけで判断してしまう
3つ目の失敗は、短期間で判断しすぎることです。
1本の投稿が伸びなかっただけで方針を大きく変えると、運用が不安定になります。特に中小企業では投稿本数が限られるため、1投稿ごとの結果に一喜一憂するのではなく、複数投稿の傾向を見て判断することが大切です。
たとえば、数本の投稿で保存数が高いテーマ、プロフィールアクセスにつながりやすい見せ方、反応が落ちやすい投稿時間などを確認することで、改善の方向性が見えやすくなります。
分析結果を次の改善に活かせていない
4つ目の失敗は、分析結果を改善に活かさないことです。
インサイトを見て「今月はリーチが増えた」「保存数が減った」と確認するだけでは、成果にはつながりません。大切なのは、数字を見たうえで、次に何を変えるかまで決めることです。
たとえば、保存数が少ない場合は投稿内容をより具体的にする、プロフィールアクセスが少ない場合は投稿内の誘導を見直す、Webサイトクリックが少ない場合はストーリーズやプロフィール導線を改善するなど、次月の投稿テーマ、クリエイティブ、プロフィール導線、ストーリーズ活用に反映しましょう。
外部ツールやレポートに頼りすぎてしまう
5つ目の注意点は、外部ツールやレポートに頼りすぎないことです。
分析ツールは便利ですが、数字の意味を理解しなければ改善にはつながりません。大切なのは、自社の目的に対して、どの数字が重要なのかを判断することです。
たとえば、認知拡大が目的ならリーチ数や再生数、購入促進が目的なら商品ページクリックやWebサイトクリック、ファン化が目的なら保存数やコメント、返信数などを見る必要があります。ツールの数値をそのまま受け取るのではなく、自社の目的に合わせて読み解きましょう。
最後に、インスタ分析では「きれいな投稿」よりも「目的に合った投稿」を評価する視点が必要です。見た目が整っていても、保存やクリックにつながらない投稿もあります。逆に、シンプルでもユーザーの悩みに答えている投稿は成果につながりやすい場合があります。数値とユーザー視点の両方から改善することが、インスタ分析の基本です。
よくある質問

Q. インスタ分析では最初に何を見るべきですか?
A. インスタ分析では、まず運用目的に合った指標を見ることが重要です。認知拡大が目的ならリーチ数や再生数、EC購入や問い合わせが目的ならプロフィールアクセスやWebサイトクリックを確認します。目的があいまいなまま分析すると、フォロワー数やいいね数だけに偏りやすくなります。
Q. インスタ分析でフォロワー数は重要ですか?
A. フォロワー数は参考指標の一つですが、最優先とは限りません。企業や店舗のInstagram運用では、保存数、プロフィールアクセス数、Webサイトクリック数、DM数、予約数、購入数なども重要です。フォロワーが少なくても、見込み度の高いユーザーの行動につながっていれば成果に近づいている可能性があります。
Q. Instagramインサイトは誰でも見られますか?
A. Instagramインサイトは、主にプロアカウントで利用できる分析機能です。ビジネスアカウントやクリエイターアカウントに切り替えることで、投稿やアカウントのパフォーマンスを確認しやすくなります。表示項目は変更されることがあるため、実際の管理画面で最新の項目を確認することも大切です。
Q. ECサイトやアパレルブランドはどの指標を見るべきですか?
A. ECサイトやアパレルブランドでは、リーチ数や保存数に加えて、プロフィールアクセス数、商品ページクリック数、ストーリーズのリンククリック、購入数を確認することが重要です。商品写真への反応だけでなく、サイズ感、着用イメージ、レビュー投稿が購入前の不安解消につながっているかも分析しましょう。
Q. インスタ分析はどれくらいの頻度で行うべきですか?
A. インスタ分析は、週1回の投稿別確認と月1回の全体振り返りから始めると続けやすくなります。毎日細かく見すぎると一時的な変動に左右されやすいため、一定期間の傾向を見ることが大切です。キャンペーンや新商品発売時は、通常より短い間隔で確認すると改善しやすくなります。
Q. インスタ分析をしても改善点がわからない場合はどうすればよいですか?
A. 改善点がわからない場合は、目的、投稿カテゴリ、プロフィール、導線の順に確認すると整理しやすくなります。数字だけを見るのではなく、ユーザーが投稿を見てからどのように行動するかを考えることが重要です。社内で判断が難しい場合は、外部の視点で分析レポートや改善提案を受ける方法もあります。
まとめ
インスタ分析で成果を出すためには、投稿ごとの数値確認だけでなく、目的に合わせたKPI設計、投稿カテゴリの整理、プロフィール導線、月次の改善サイクルが欠かせません。
「自社のInstagramで何を分析すればよいかわからない」「ECやアパレル集客につながる改善ポイントを整理したい」「社内運用を続けているが、数値の見方や改善方針に不安がある」という場合は、まずは運用状況を客観的に見直すことが大切です。
Instagram運用の改善ポイントや、分析から成果につなげる考え方を詳しく知りたい方は、ぜひ資料請求をご活用ください。自社アカウントの課題整理や、今後の運用方針を検討する際の参考にしていただけます。


【監修者】
千葉すみれ
COO / SNS事業責任者
SNS集客研究所は、InstagramやTikTok、LINEなどのSNSを活用して、集客や採用、ブランドづくりに取り組みたい企業・店舗の方に向けたメディアです。
SNS運用は、ただ投稿を増やすだけでは成果につながりません。
「誰に届けたいのか」「どんな行動につなげたいのか」「投稿から問い合わせ・来店・応募までをどう設計するのか」を考えることが大切です。
私はこれまで、年間100社以上の企業アカウントの戦略立案に携わり、SNS運用代行・Meta広告・LINE構築などを支援してきました。また、自身でも実体験に基づいた情報を発信する留学アカウントを立ち上げ、10ヶ月で1万人のフォロワーを獲得、最大175万回再生を記録した経験があります。
このメディアでは、そうした実際の運用現場で得た知見をもとに、机上の空論ではない実践的なSNS運用ノウハウを、わかりやすく発信していきます。
SNSをこれから始めたい方、自社の運用を見直したい方、フォロワー数だけでなく売上・問い合わせ・採用につながるSNS活用を目指したい方に、ぜひ読んでいただきたいです。



