【2026年最新】InstagramのAI生成プロフィールとは?バッジ義務化も解説


「Instagramでこの人物は本当に存在するの?」
「AIで作った画像を投稿するとどうなるの?」
「企業がAIインフルエンサーを使っても問題ないの?」
本記事ではこのような悩みを解決します。
Instagramを見ていると、人間にしか見えないモデルやインフルエンサーのプロフィールに「AI生成」「AI情報」などの表示が付いているケースがあります。
生成AIの精度が上がったことで、ユーザーが画像だけを見て実在人物とAIが生成人物を判断することは難しくなってきました。
また一方、Instagramを運営するMetaは、AIによって生成・編集されたコンテンツについて、技術的なシグナルや投稿者による申告などをもとにバッジを表示する仕組みを整えてきています。
特に2026年8月31日には、Instagram公式が、実在しないインフルエンサーのプロフィールに「AI-generated profile」(AI生成プロフィール)バッジを表示するよう義務付けたことが話題になりました。
本記事では、InstagramにおけるAI活用の基本的な仕組みからAIインフルエンサーの見分け方、リーチへの影響、企業が安全に活用するための運用方法まで、実務目線で解説します。
※本記事は令和8年9月時点の情報をもとに作成しています。
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Instagramで見かけるAI生成プロフィールとは?

Instagramで「AI生成プロフィール」と呼ばれているものには、いくつか異なるタイプがあります。
AIで作られた人物を使うアカウント
代表的なのが、生成AIやCGで作った人物をインフルエンサーのように運用するアカウントです。
投稿に登場する人物は実在しなくても、アカウント自体は企業やクリエイターなど実在する運営者によって管理されています。そのため、「アカウントが偽物」というより、「プロフィール上の人物が架空・仮想のキャラクター」と考えると理解しやすいでしょう。
一般に「AIインフルエンサー」「バーチャルインフルエンサー」などと呼ばれます。
実在人物をAIで加工しているケースもある
注意したいのが、「AI生成=人物そのものが存在しない」とは限らない点です。
たとえば、実在するモデルの写真について、
背景だけを生成AIで変更する
衣服や髪型の一部をAIで加工する
肌や表情を生成AIで補正する
実写動画の一部に生成AIを利用する
といったケースもあります。
つまり、AI生成コンテンツは「完全に架空」と「完全な実写」の二択ではありません。実写と生成・編集が混在するケースも増えています。
重要なのはAI利用よりプロフィールの統一感
Instagram上の人物がAIであっても、悪質なアカウントであると決めつけることは危険です。
プロフィール文、固定投稿、ハイライト、公式サイト、運営主体などを確認し、「誰が、どのような目的で運営しているアカウントなのか」を見る必要があります。
今まで100アカウント以上の戦略に携わった弊社COOの千葉すみれによると、Instagramではプロフィールや投稿テーマまで含めてアカウント全体を見ることで、そのアカウントを理解することができるとのことです。AIキャラクターを利用する場合も、ユーザーが運営主体や発信目的を誤解しないようなアカウント設計であれば、AIを有効に活用できる場合があります。
プロフィール設計そのものを詳しく確認したい方は、以下の記事も参考になります。
関連記事|Instagramプロフィールの作り方|フォローされるコツを解説
自社のInstagram運用を基礎から見直したい方は、「企業Instagram運用 完全ガイド」もあわせて確認しておくと、AI活用だけでなくプロフィールや投稿導線全体の抜け漏れを整理しやすくなります。

AIインフルエンサーは本物?実在する人物との違い
AIインフルエンサーについて「本物なのか?」と聞かれた場合、何を「本物」と定義するかによって答えが変わります。
アカウントや投稿は実際に存在しますが、そのプロフィールに登場する人物が実在するとは限りません。
実在人物とAIインフルエンサーの違い
主な違いを整理すると、次のようになります。
項目 | 実在するインフルエンサー | AIインフルエンサー |
|---|---|---|
人物 | 現実に存在する | 架空・生成された場合がある |
撮影 | 本人を撮影 | AI生成・CGなどを利用可能 |
発言 | 原則として本人の意思 | 運営者が設定・制作する |
活動場所 | SNS外でも本人が存在 | デジタル上を中心に活動可能 |
表現変更 | 撮影条件などの制約あり | 外見やシーンを比較的自由に生成可能 |
注意点 | PR表記・権利関係など | AI開示・誤認防止・権利関係など |
AIインフルエンサーの場合、本人の意思や実体験が存在しないことがあります。そのため、架空の人物に「この商品を使って人生が変わった」「この施術を受けて改善した」といった実体験のような表現をさせると、ユーザーに誤解を与える可能性があります。
AIキャラクターそのものが問題なのではない
AIを使っているからといって、マーケティングに利用できないわけではありません。
たとえばアパレルブランドが、架空のAIモデルに新作コーディネートを着せ、ブランドの世界観を伝える方法は考えられます。ただし、「モデルはAI生成であること」「商品の色・形状・質感を実物以上に誇張しないこと」「購入者の実体験のように見せないこと」などを事前に整理する必要があります。
AIをクリエイティブ表現として使うことと、ユーザーを実在人物だと誤認させることは別の問題です。
「フォロワーが多い=実在人物」とは判断できない
AIインフルエンサーでも、多くのフォロワーやコメントを獲得することは可能です。
逆に、実在人物でもAI加工を多く使っている場合があります。そのため、「フォロワー数」「写真の自然さ」「認証バッジの有無」だけで判断しないことが大切です。
インフルエンサー施策そのものの設計や選定基準については、以下の記事もあわせて確認しておくと理解しやすくなります。
なぜAIインフルエンサーに「AI生成バッジ」が必要なのか

Instagramは米国時間2026年8月31日、実在しないインフルエンサーのプロフィールに「AI-generated profile(AI生成プロフィール)」バッジを表示することを義務付けました。この変更は即日適用されています。
今回の発表で重要なのは、単に「AIを使った投稿だからバッジを付ける」という話ではなく、AIで生成された存在であることを、ユーザーに分かりやすく伝えるための仕組みだという点です。
実在する人物との誤認を防ぐため
Instagramによると、今回の変更は「人間だと思ってプロフィールを見ていたのに、後からAI生成だったと知るのは嫌だ」というユーザーからの意見を受けて導入されたとのことです。
生成AIの精度が高まり、AIインフルエンサーの画像や動画が実在人物と見分けにくくなるなか、プロフィールを見ただけでAI生成だと判断できる透明性が求められています。
新しいAI-generated profileバッジは、プロフィール画像と表示名の下に表示されます。
たとえば、飲食店が架空のAIキャラクターを公式アンバサダーのように運用し、「この商品が美味しい!」と発信している場合、ユーザーは「実際に食べた人が美味しいと言っているから美味しいのだろう」と誤認する可能性があります。AI生成プロフィールであることが明示されれば、「実在人物の体験談ではなく、ブランドが制作したAIキャラクターによる表現」と判断しやすくなります。
従来の「AI creator」より意味を明確にした
Instagramでは従来、一部のアカウントに「AI creator(AIクリエイター)」というバッジが表示されていました。
しかし、「AI creator」という表現では、
AIそのものがクリエイターなのか
AIを活用している人間のクリエイターなのか
が分かりにくく、ユーザーが誤解する可能性がありました。
そこで今回、「AI-generated profile」という表現に変更し、プロフィール自体がAIによって作られた存在であることをより明確にしています。
つまり、新しいバッジはAI利用そのものを問題視するものではなく、「相手が人間なのかAIなのか」をユーザーが判断するための情報として位置付けられています。
企業がAIインフルエンサーを使う場合も、リアルさだけを追求するのではなく、ユーザーとの信頼関係を維持できる情報開示を前提に運用することが重要です。
InstagramでAI生成コンテンツを識別する仕組み

Instagramによると、「AI-generated profile」バッジは、AIインフルエンサーのプロフィールに加えて、フィード投稿、リール、ストーリーズにも表示されます。
プロフィールと投稿の両方にAI生成であることが表示される
主な表示場所を整理すると、次の通りです。
表示場所 | AI-generated profileの表示 |
|---|---|
プロフィール | プロフィール画像・表示名の下にバッジを表示 |
フィード投稿 | 個別投稿にオーバーレイ表示 |
リール | リール上にオーバーレイ表示 |
ストーリーズ | ストーリーズ上にオーバーレイ表示 |
この仕組みがあることで、ユーザーはプロフィールまで移動しなくても、投稿を見た段階で「この人物はAI生成プロフィールである」と判断することができます。
AI生成した人物を使いたい企業は、プロフィールだけに説明を書けばよいわけではなく、フィード、リール、ストーリーズを含めてAI生成であることが伝わる設計になっている点を理解しておきましょう。
既存の「AI creator」バッジも変更される
すでに「AI creator」のバッジが付いているアカウントについては、「AI-generated profile」に変更されることが運営者へ通知され、変更内容を確定できる仕組みになっています。
一方、以前はAIプロフィールだったものの、その後、人間のプロフィールに変更されている場合はバッジを完全に削除できます。
そのため、「一度AIバッジが付いたら永久に外せない」という仕組みではありません。
バッジのないAIプロフィールもInstagram側が検出する予定
Metaの広報担当者によると、AI-generated profileバッジをプロフィールに付ける機能自体は、すでにすべての利用者へ提供されています。
一方、バッジが付いていないAIプロフィールをInstagram側が検出し、アカウント所有者へ通知する取り組みについては、2026年8月31日の発表から今後数週間で実施するとされています。
そのため「まだInstagramから通知されていないから、バッジを付けなくてよい」と考えるのではなく、自社が実在しないAIインフルエンサーを運用しているのであれば、ルールの対象になるかを確認して対応する必要があります。
なお、今回共有されたニュースでは、InstagramがAIプロフィールをどのような技術で検出するのかという具体的な判定方法までは説明されていません。そのため、「特定の生成AIを使えば自動判定される」などと推測して運用しないことが大切です。
誤ってバッジが付いた場合は異議申し立てもできる
Instagram側から誤って「AI-generated profile」バッジを付けられた場合は、異議を申し立てることができます。
異議申し立てが認められると、プロフィールは再びおすすめ表示の対象となります。
つまり、Instagram側が一方的にAIプロフィールと判断して終わるのではなく、誤判定に対する修正手段も用意されています。
AI-generated profileバッジを付けないとどうなる?リーチ制限などの影響

今回の変更で企業が特に注意したいのが、AI生成プロフィールであるにもかかわらずバッジを表示しない場合、アカウントの露出が引き下げられる点です。
これまでのInstagramのAIバッジとは、影響が異なります。
バッジを付けるまで非フォロワーへのおすすめが制限される
Instagramによると、バッジを表示していないAIプロフィールについては、アカウント所有者がバッジを追加するまで、投稿がフォローしていないユーザーへおすすめされにくくなります。
具体的な対象は、以下の3つです。
リールのおすすめ
発見タブ
フィード内のおすすめ
つまり、既存フォロワーへの投稿表示がすべて停止されると説明されているわけではありません。今回明示されているのは、非フォロワーへアカウントを広げるための「おすすめ表示」が制限されるという措置です。
新規ユーザーへの認知拡大をInstagramに頼っている企業にとっては、影響の大きい変更といえるでしょう。
たとえば、AIモデルを中心にリールを投稿して新規顧客へリーチしているアパレルブランドの場合、必要なバッジを付けないことで非フォロワーへのおすすめ表示が制限されれば、認知拡大の機会を失う可能性があります。
ただ、実在する人物なのにAIプロフィールだと誤判定され、露出が制限された場合には異議申し立てができます。
そのため、突然リールや発見タブからのリーチが大きく変化した場合は、投稿内容だけでなく、アカウントステータスやAIプロフィールに関する通知が届いていないかも確認するとよいでしょう。
ユーザーの信頼低下やクレームにつながることもある
AI生成バッジをつけないデメリットは、ただInstagramからリーチ制限を受けることだけではありません。
今回InstagramがAI-generated profileバッジを導入した背景には、「人間だと思って見ていたプロフィールが、後からAI生成だと分かるのは嫌だ」というユーザーからの意見があります。つまり、AIであることを分かりやすく示すことは、規則への対応だけでなく、ユーザーとの信頼関係を守る意味でも重要です。
たとえば美容サロンが、AIで生成した人物を実際の利用者のように見せて施術イメージを投稿していた場合、ユーザーが実在するお客様の事例だと思って来店する可能性があります。
後からAI生成だったと分かれば、「実際の施術結果だと思っていた」「本物のお客様の写真だと思った」といった不満や問い合わせにつながることも考えられます。
飲食店でも同様に、生成した料理写真を実際に提供しているメニュー写真のように掲載すれば、来店した際の見た目との差からクレームにつながる可能性があります。
重要なのは、「どこまでがAIによる表現なのか」「何が実在する商品・人物・体験なのか」をユーザーが誤解しない状態にすることです。
AIインフルエンサーを活用する場合は、Instagramのバッジ設定だけで終わらせず、プロフィール文やキャプション、商品説明なども含めて、ユーザーに誤解を与えない表現になっているか確認しましょう。
企業が意識すべき炎上・クレーム対策の具体的な方法はこちらの記事も参考になります。
関連記事|SNSの炎上対策とは?企業が行うべき予防策と対応方法を解説
AI生成の人物やコンテンツを見分けるポイント

生成AIの精度が高まった現在、「指の形がおかしい」「肌がきれいすぎる」といった画像上の特徴だけでAI生成かどうかを判断するのは難しくなっています。
今回のInstagramの変更後は、まず「AI-generated profile」バッジを確認するのが分かりやすい方法です。
モバイル版でプロフィールのバッジを確認する
AI生成プロフィールでは、プロフィール画像と表示名の下にAI-generated profileバッジが表示されます。
また、対象アカウントが投稿した、
フィード
リール
ストーリーズ
にもオーバーレイとしてバッジが表示されます。
AIインフルエンサーか確認したい場合は、個別の写真だけを見るのではなく、プロフィールと投稿上の表示を確認するとよいでしょう。
ただ注意したいのが、2026年8月31日の発表時点では、このバッジはモバイル端末にのみ表示され、「コンピューター」では表示されないとInstagramが説明している点です。
そのため、PCのブラウザ版Instagramでプロフィールを見て「AI-generated profileがないから実在人物だ」と判断することはできません。
AIプロフィールか確認したい場合は、スマートフォンなどモバイル版Instagramでも確認しましょう。
バッジがないから人間とは限らない
バッジが表示されていないことだけを理由に、「この人物は実在する」と判断するのも避けた方がよいでしょう。
生成画像では、状況によって、
アクセサリーの形が左右で不自然
背景の物体が途中で変形している
鏡やガラスへの映り込みが矛盾している
衣服の模様やロゴの形が不自然
連続した投稿で顔の細部が変わる
といった特徴が出る場合があります。
ただし、これらはあくまで補助材料です。実写写真でも画像補正や圧縮で不自然に見えることがあり、「違和感があるからAIだ」と断定すべきではありません。
AI生成の人物を活用するときに注意したいリスク

AIインフルエンサーは、撮影場所やモデルのスケジュールに左右されにくく、ブランドの世界観を表現しやすいという特徴があります。
一方、2026年8月31日のルール変更によって、企業がAIインフルエンサーを運用するときは、クリエイティブだけでなく「AI生成であることを正しく開示しているか」まで管理する必要性が高まりました。
バッジを付けないと認知拡大に影響する
最も直接的なリスクが、AI-generated profileバッジをつけないことによるおすすめ表示の制限です。
AI生成プロフィールであるにもかかわらずバッジを付けていない場合、バッジを追加するまで非フォロワーへのおすすめ表示が制限されます。
リール、発見タブ、フィード内のおすすめは、新しいユーザーと接点を作る重要な場所です。
AIインフルエンサーを認知拡大のために導入したにもかかわらず、バッジ対応を怠ったことで新規ユーザーへ届きにくくなれば、施策そのものの効果に影響する可能性があります。
ユーザーからの信頼を損なう可能性もある
AI-generated profileバッジをつけていたとしても、AIの使い方によってはユーザーの信頼を損ないかねません。
特に体験談、口コミ、商品レビューなどを発信するときは注意が必要です。AIに「私は使ってみました」「この施術を受けました」と語らせると、実際には存在しない体験を本物の体験談として受け取られるおそれがあります。
またAI生成では、商品を理想的な状態に見せることが簡単です。
美容サロンであれば、AI生成した人物の肌や髪を「施術後」として掲載すると、「実際には施術できないAIなのに」とクレームを受ける可能性があります。
AIをイメージモデルとして使用する場合と、実際の症例・施術例を紹介する場合は明確に分ける必要があります。
美容、健康、金銭など判断への影響が大きい領域では、特に慎重なチェックが必要です。
AIを使わなくても多くの人に届く投稿づくりのポイントは、こちらの記事でも紹介しています。
「AI生成プロフィール」と「AIを使う人間のアカウント」を混同しない
今回の変更で特に重要なのが、対象の整理です。
従来の「AI creator」という表現が変更された理由の一つも、「AIで作られたプロフィール」と「AIを使って制作する人間のクリエイター」を区別しにくかったためです。
したがって、企業アカウントで投稿制作の一部に生成AIを使っただけで、その企業アカウント自体が必ず「AI-generated profile」になると今回のニュースで説明されているわけではありません。
「AIツールを使ったか」だけではなく、プロフィール上の人物そのものが実在しないAI生成の存在なのかを切り分けて考える必要があります。
AIにすべてを任せすぎない
AIはたしかに様々な商品やモデルを綺麗に見せることができるので便利ですが、Instagramでは見栄えだけが重要ではありません。現に、アパレルアカウントで1投稿から4着の売り上げにつなげている弊社メンバーによると、投稿の見栄えだけでなく、商品情報の正確さやお客様の声といったリアルな内容が成果につながるとのことです。
「AIで綺麗に見せるから伸びる」ではなく、AIを使わない運用でのメリットも意識しておきましょう。
また、Instagramでは2024年にAI生成画像へのバッジ表示を導入し、2026年7月には、他人のプロフィールを基にディープフェイクを作成できるようにしたアップデートを撤回しています。
こうした流れを見ると、Instagram公式でもAIに関する部分の是非は検討段階であり、AI関連の表示やおすすめ対象に関するルールは今後も変更される可能性があります。
「公式がOKしているからいいや」ではなく、その投稿を出すことによって自社にどのような影響があるかを考えて運用することが大切です。
投稿を作る前に知っておきたいSNS集客の基本的な考え方については、こちらの記事をご覧ください。
関連記事|SNS集客とは?中小企業が成果を出す運用方法と成功のポイント
AI-generated profile(AI生成プロフィール)バッジ導入に対しての動き方

今回のAI-generated profile」(AI生成プロフィール)バッジ導入を受けて、企業は自社のアカウントが今回の「AI-generated profile」の対象なのかを整理し、必要な開示を正しく行うことが重要です。
1. まず「AI生成プロフィール」に該当するか確認する
最初に確認したいのが、AIの使用目的です。
たとえば、
実在しないAI人物そのものをインフルエンサーとして運用している
AIキャラクター名義でプロフィールを作っている
人間のような架空人物を継続して投稿している
といったアカウントでは、今回の「AI-generated profile」ルールを特に確認する必要があります。
一方、実在する店舗・企業の公式プロフィールで、一部の投稿制作にAI画像を使用しただけの場合まで同じプロフィールバッジが必要だとは、今回のニュースでは説明されていません。
「AIを使ったか」ではなく、「プロフィールそのものがAI生成の人物なのか」をまず整理しましょう。
2. AI-generated profileバッジを設定する
対象となる場合は、AI-generated profileバッジを設定します。
Metaによると、この機能はすでにすべてのユーザーへ提供されています。
既存の「AI creator」バッジが付いている場合は、「AI-generated profile」への変更通知を確認しましょう。
Instagram側から通知されるまで放置するのではなく、自社で対象だと判断できる場合は早めに対応することが安全です。
3. モバイル版で実際の表示を確認する
設定後はスマートフォンでプロフィールを確認しましょう。
確認する場所は、
プロフィール画像・表示名の下
フィード投稿
リール
ストーリーズ
です。
現時点ではデスクトップ版にバッジが表示されないため、PCだけで確認を終わらせないことがポイントです。
4. Instagramからの通知を確認できる体制を作る
Instagramは今後数週間かけて、バッジが付いていないAIプロフィールを検出し、アカウント所有者へ通知する予定です。
企業アカウントでは、通知を担当者だけが見て対応を忘れるケースを防ぐため、確認・承認フローを決めておくとよいでしょう。
アドライブエージェントでSNS運用を担うCS部のマネージャーによると、企業のSNS運用では投稿制作だけでなく、確認者や承認フローを含めて運用体制を整えることが重要です。AI関連の通知やバッジ対応についても、誰が確認し、誰が対応を判断するのか事前に決めておくと管理しやすくなります。
5. 誤判定された場合は異議申し立てを行う
実在する人間のプロフィールにもかかわらず、誤ってAI-generated profileバッジが付けられた場合は、そのまま放置する必要はありません。
Instagramでは異議申し立てが可能で、認められればプロフィールは再びおすすめ表示の対象となります。
そのため企業では、「おすすめリーチが急減した」「AI関連の通知が届いた」といった場合の確認方法も社内で決めておくとよいでしょう。
6. AI利用ルールをSNSガイドラインに追加する
InstagramのAI関連ルールは変化しています。
企業ではSNSガイドラインに、
AIインフルエンサーを使用できる範囲
AI生成プロフィールの管理方法
バッジ確認の担当者
投稿前の確認方法
Instagramから通知が来た場合の対応
誤判定された場合の異議申し立て
最新ルールを確認するタイミング
などを追加しておくと、安全に運用しやすくなります。
関連記事|SNSガイドラインとは?集客を目指す企業が作るべき理由と作り方を解説
AIに関するルール変更へ対応しながらInstagram運用全体を改善したい場合は、「Instagram運用ロードマップ6ヶ月版」を活用すると、プロフィール・投稿・分析・運用体制の優先順位を整理しやすくなります。

よくある質問

Q.InstagramのAI-generated profileバッジはどんなアカウントに付くのですか?
主に、実在しないAI生成の人物をプロフィールとして運用しているアカウントが対象です。
単に投稿制作の一部で生成AIを使っただけで、すべての企業アカウントが「AI-generated profile」になるという意味ではありません。プロフィール上の人物そのものがAI生成の存在かどうかで考える必要があります。
Q.AI生成プロフィールなのにバッジを付けないとどうなりますか?
Instagramによると、必要なバッジを表示していないAI生成プロフィールは、バッジを追加するまで非フォロワーへのおすすめ表示が制限されます。
対象となるのは、リール、発見タブ、フィード内のおすすめです。また、規則上の影響だけでなく、AIであることを隠していたと受け取られることで、ユーザーの信頼低下やクレームにつながる可能性にも注意が必要です。
Q.AI-generated profileバッジがないプロフィールは実在する人物ですか?
必ずしもそうとは限りません。
Instagramは2026年8月31日に新ルールを適用しましたが、バッジのないAIプロフィールを検出して運営者へ通知する取り組みは、その後数週間かけて進めると説明しています。そのため、バッジが表示されていないことだけで実在人物だと判断するのは避けた方がよいでしょう。
Q.AI-generated profileバッジはどこで確認できますか?
プロフィールでは、プロフィール画像と表示名の下に表示されます。また、対象のAIインフルエンサーによるフィード投稿、リール、ストーリーズにもバッジが表示されます。
ただし、発表時点ではバッジが表示されるのはモバイル端末のみで、デスクトップ版Instagramでは表示されないとされています。
Q.実在する人物なのにAI生成プロフィールと判定された場合はどうすればよいですか?
誤って「AI-generated profile」バッジが付けられた場合は、Instagramに異議申し立てができます。
申し立てが認められればバッジの修正が行われ、プロフィールは再びおすすめ表示の対象になります。企業アカウントでは、Instagramから届く通知やアカウントステータスを定期的に確認しておくことが大切です。
Q.企業がAIインフルエンサーを使っても問題ありませんか?
AIインフルエンサーを利用すること自体ではなく、ユーザーに誤解を与えない運用が重要です。
対象となる場合はAI-generated profileバッジを設定し、AIキャラクターを実在する利用者やスタッフのように見せないよう注意しましょう。特に商品レビュー、施術事例、体験談などでは、実在する人物の経験とAIによる演出を区別できる表現にすることが大切です。
まとめ
Instagramは米国時間2026年8月31日、実在しないインフルエンサーのプロフィールに「AI-generated profile」バッジを表示することを義務付け、即日適用しました。
新しいバッジはプロフィール画像と表示名の下に表示されるほか、AIインフルエンサーによるフィード投稿、リール、ストーリーズにも表示されます。
今回、企業が特に注意すべきポイントは、対象となるAIプロフィールでバッジを表示しない場合、バッジを追加するまで非フォロワーへのおすすめ表示が制限されることです。対象となるのはリール、発見タブ、フィード内のおすすめであり、新規ユーザーへのリーチを重視するアカウントほど影響を受ける可能性があります。
一方、「AIを使ったコンテンツはすべてリーチ制限される」という意味ではありません。2024年から行われているAI生成画像へのバッジ表示と、今回新設されたAI生成プロフィールへのルールは分けて理解する必要があります。
また、バッジのないAIプロフィールを検出して運営者へ通知する取り組みは、発表後数週間かけて実施されます。誤ってAIプロフィールと判定された場合は異議申し立ても可能です。
企業がAIインフルエンサーを活用するのであれば、まず自社アカウントが「AI-generated profile」に該当するかを確認し、対象であればバッジを設定しましょう。そのうえで、モバイル版で表示を確認し、Instagramからの通知やおすすめリーチの変化まで継続的にチェックすることが重要です。
自社のInstagram運用を改善し、AI活用を含めてフォローや問い合わせにつながる導線を整えたい方は、サービス資料をご確認ください。プロフィール設計から投稿改善、分析・運用体制づくりまで、支援内容をまとめています。


【監修者】
千葉すみれ
COO / SNS事業責任者
SNS集客研究所は、InstagramやTikTok、LINEなどのSNSを活用して、集客や採用、ブランドづくりに取り組みたい企業・店舗の方に向けたメディアです。
SNS運用は、ただ投稿を増やすだけでは成果につながりません。
「誰に届けたいのか」「どんな行動につなげたいのか」「投稿から問い合わせ・来店・応募までをどう設計するのか」を考えることが大切です。
私はこれまで、年間100社以上の企業アカウントの戦略立案に携わり、SNS運用代行・Meta広告・LINE構築などを支援してきました。また、自身でも実体験に基づいた情報を発信する留学アカウントを立ち上げ、10ヶ月で1万人のフォロワーを獲得、最大175万回再生を記録した経験があります。
このメディアでは、そうした実際の運用現場で得た知見をもとに、机上の空論ではない実践的なSNS運用ノウハウを、わかりやすく発信していきます。
SNSをこれから始めたい方、自社の運用を見直したい方、フォロワー数だけでなく売上・問い合わせ・採用につながるSNS活用を目指したい方に、ぜひ読んでいただきたいです。



