Instagram Plusとは?中小企業が知るべき活用法と注意点
更新日
Instagram Plusは、Instagramで話題になっている有料サブスクリプション型の新機能。Instagramのヘルプセンターでも、利用できる人や機能、購読方法などが案内されています。
ただし、「最新機能だから使った方がいい」というわけではありません。
特に企業アカウントでは集客や採用などの目的を持ってInstagramを活用しているため、「話題だからすぐ使う」のではなく、自社の目的に合うかを冷静に判断することが重要です。
この記事では、Instagram Plusとは何かというところから、企業がInstagram Plusを活用したInstagram運用で問い合わせ・来店・EC購入につなげるためにはどうすればいいかというところまで、運用代行会社の視点から整理します。

Instagram Plusとは?
2026年6月4日(米国時間)、Instagramでの体験をより自分らしく楽しめるように設計された有料サブスクリプション「Instagram Plus」が導入されました。
Instagram Plusでは、月額319円で通常のInstagramにはない限定機能を利用できます。
主な機能は、以下の通りです。

Instagram Plusは、ストーリーズ、プロフィール、インサイトに関連する機能が多め。Instagram運用というとリールに着目されがちですが、ストーリーが成果に大きく関わることもあります。実際に、食品販売アカウントを担当した弊社ディレクターによると、ストーリーズをうまく活用したことでECサイトへの流入率を大幅に上げることができたとのこと。
関連記事|ECサイト流入数を大幅にあげたストーリー活用術はこちら
そのため、Instagram Plusはうまく活用すれば、企業のアカウントの成果を大きく上げることができるのです。
Instagram Plusは成果を保証する機能ではない
ただし、Instagram Plusに登録すれば自動的に売上や問い合わせが増えるわけではありません。
Instagram Plusは、あくまでInstagram運用を補助する追加機能。成果につなげるには、以下のような基本設計が欠かせません。
誰に向けたアカウントなのか
どの商品やサービスを訴求するのか
ストーリーズ、リール、フィードをどう使い分けるのか
プロフィールからECサイトや予約ページへ誘導できているか
どの投稿が購入や問い合わせにつながっているか
インサイトを見て改善できているか
たとえばアパレルブランドの場合、ストーリーズの表示期間を48時間に延ばしても、そもそもストーリーズ自体があまり見られていなければ、購入の後押しになりにくいんです。そのため企業がInstagram Plusを導入するかどうかを判断する際は、「自社の目的に対してどの機能が役立つか」を整理することが大切です。例えば同じようなサービスでも、ECサイトでの購入か店舗来店かでは戦略が違います。
そのため、どんな目的においてInstagramを使うのかによって、使うべき機能や見るべき指標が変わってくるのです。
なぜ「Instagram Plus」がこんなに話題に?

Instagram Plusが話題になっている理由は、単に「新しい有料機能だから」ではありません。
特に注目されているのは、ストーリーズの見られ方や配信の仕方に関わる機能が含まれている点です。
数年前まではInstagramの投稿はフィード(画像)の投稿・閲覧が中心でしたが、近年はリール(動画)投稿が当たり前になってきているのはもちろん、ストーリーズやDMといった他の機能も頻繁に使われるようになってきています。
これらの機能にはそれぞれ有効な使い方があり、特にストーリーズは、日常的な接点づくりや質問募集などに使いやすい機能です。
関連記事|Instagramそれぞれの機能の特徴についてはこちら
例えばアパレルブランドで考えると、ストーリーズは以下のような場面で使われます。
活用シーン | 投稿内容の例 | 期待できる役割 |
|---|---|---|
新作告知 | 新作アイテムの着用動画、入荷日、価格 | 認知・興味喚起 |
EC誘導 | 商品リンク、在庫残りわずか、再入荷案内 | 購入導線 |
店舗集客 | 店舗限定カラー、スタッフ出勤情報、試着会告知 | 来店促進 |
ファン化 | 制作背景、ブランドの想い、スタッフの日常 | 関係構築 |
比較検討 | サイズ比較、身長別コーデ、素材感の説明 | 購入前不安の解消 |
Instagram Plusが注目されるのは、こうしたストーリーズ運用の幅を広げる可能性があるからです。
たとえばストーリーズの表示期間を延ばせる場合、24時間で見逃されていた新作告知やキャンペーン情報を、より多くのフォロワーに届けられる可能性があります。
視聴者リストを検索できる場合、重要顧客や常連客がストーリーズを見ているかを確認しやすくなるという可能性もあります。
ただし、話題性だけで導入を判断するのは危険。
なぜならInstagram Plusで得られる機能が、自社のKPIにどう関係するのかを整理しておかなければ、「ただの無駄な出費」になりかねないからです。
Instagram運用は、フォロワー数だけでなく、リーチ数、保存数、プロフィールアクセス数など様々な数値を見ることが重要です。
Instagram Plusではストーリーズに関する機能が多くありますが、ストーリーズの強みやそこからわかる数値だけを過信しすぎずに、アカウント全体を見る必要があります。
Instagram Plusを使うメリット

Instagram Plusを中小企業が使うメリットは、主に次の4つです。
ストーリーズの接触機会を増やしやすい
報道されているInstagram Plusの機能の一つに、ストーリーズの表示期間を通常より延ばせるという機能があります。
通常、Instagramストーリーズは24時間で消えるため、その情報を求めているフォロワーが見逃すことも少なくありません。
特に企業であれば、新作発売日、予約開始、再入荷、タイムセール、ポップアップイベントなど、短期間で伝えたい情報が多くあります。
表示期間を長くできれば、以下のようなリアルタイムな情報をより多くの人に届けやすくなります。
新作発売のカウントダウン
週末限定キャンペーン
ECサイトの送料無料期間
再入荷した人気商品の案内
サイズ欠けが出ている商品の在庫案内
ただし、表示期間を延ばせるからといって、同じ情報を雑に流し続ければよいわけではありません。
ユーザーが知りたいのは「今自分がその商品を買うべきかどうか」。
ストーリーズの接触機会を増やせる分、ユーザーが投稿を期に離れて行かないように、内容の質も高める必要があります。
視聴者の反応を把握しやすくなる
Instagram Plusでは、ストーリーズの再視聴回数を見ることや視聴者リスト検索などをする事ができます。
これらの機能が使える場合、単に「何人が見たか」だけでなく、「どの投稿に興味が持たれているか」をより細かく把握しやすくなります。
アパレルブランドでは、たとえば以下のような分析ができます。
見るべき反応 | 解釈の例 | 改善アクション |
|---|---|---|
新作紹介の視聴数が高い | 商品への関心が高い | フィード投稿やリールで詳しく紹介 |
サイズ比較の再視聴が多い | 購入前にサイズ不安がある | 身長別コーデ投稿を増やす |
在庫告知後にリンククリックが多い | 購入意欲が高まっている | EC導線を目立たせる |
店舗イベント告知の反応が弱い | 内容や開催日時が伝わっていない | 特典や参加メリットを再設計 |
スタッフ投稿への返信が多い | 人への親近感が購買に影響 | スタッフ別コーデ企画を定番化 |
中小企業では、SNS担当者が感覚で投稿を続けてしまうことがあります。
しかし、Instagramで成果を出すには、投稿後の反応を確認し、次の投稿に反映することが欠かせません。
SNS運用を担うアドライブエージェントCS部マネージャーによると、投稿の結果だけを見るのではなく、なぜその結果に至ったのかを分析することが大事とのこと。
そして、その視点の重要性はリール、フィード、ストーリーなど投稿の種類が変わっても同じです。
投稿を継続するだけでなく、目的設定、投稿制作、インサイト分析、改善、問い合わせや予約への導線整備まで行うことが成果につながるSNS運用の基本になります。
限定感やファン化を演出しやすい
Instagram Plusでカスタムオーディエンスリストの拡張が使える場合、顧客の関心度や属性に合わせてストーリーズを出し分けられる可能性があります。
現在のInstagramでも「親しい友達」機能はありますが、より細かいリスト管理ができれば、ブランド側はユーザーに合わせた情報発信をしやすくなります。
アパレルブランドなら、以下のような分け方が考えられます。
店舗来店者向け
EC購入者向け
メンズラインに興味がある人向け
レディースラインに興味がある人向け
展示会・ポップアップ参加希望者向け
ユーザーは、「今の自分の状態にぴったり合っている」投稿を見つけると、思わず手を止めてじっくり見てしまいます。
実際にアドライブエージェントが担当した案件でも、ユーザー心理を活かしたキャンペーン企画に180件もの応募が来たという事例がありました。
関連記事|ユーザー心理を意識して成功したキャンペーン事例とは
そのため、ストーリーズでも「自分にぴったりの投稿」と思わせることが重要。
たとえば、常連顧客向けに「先行予約のお知らせ」を出し、初回購入者向けに「サイズ選びガイド」を出すといった運用ができれば、すべてのフォロワーに同じ情報を流すよりも、購買や来店につながりやすくなります。
中小企業でも低コストでテストしやすい
Instagram Plusは月額319円から機能を利用する事ができます。
運用代行やコンサルを頼むと月額数万〜何十万もかかってしまうことを考えると、319円でこれだけの機能があって効果的な運用につながるのは、かなりお得。
もちろん「ただ低コストだから」という理由で導入するのでは、せっかくの機能を無駄遣いしてしまうことに繋がりかねません。
しかし、Instagram運用をしていく中で「もっとこうできれば…」という仮説があった場合、低コストでその仮説を検証する事ができるのです。
たとえば以下のように検証します。
検証テーマ | 判断基準 |
|---|---|
ストーリーズ延長で売上に繋がるか | リンククリック数や購入数を通常ストーリーズと比較 |
リピーターのみの限定配信が再来店に効くか | 限定配信の導入前と再来店数・リピート購入数を比較 |
Instagram Plusは元々安価ではありますが、「便利そうだから使う」よりも「どの成果を改善するために使うのか」を決めて導入することで、さらに費用対効果を高めることができます。
Instagram Plusの使い方

では、Instagram Plusを使いたい場合はどのようにすればいいのでしょうか?
この章では、Instagram Plusの使用ステップをわかりやすく紹介します。
アプリ内で利用可否を確認する
2026年6月5日時点では、すべてのユーザーが利用できるとは限らず、機能が表示されないアカウントもあります。
Instagram Plusを利用できるかどうかは、Instagramアプリ内で確認するのが基本。
必ず公式アプリ内の案内を確認してください。
導入前に目的を決める
Instagram Plusを使う前に、まず目的を決めましょう。目的が曖昧なまま使うと、ストーリーズの機能が増えても成果判断ができません。
目的別に見ると、以下のように整理できます。
目的 | Instagram Plusで試したい使い方 |
|---|---|
EC購入を増やす | 新作・再入荷・サイズ比較をストーリーズで強化 |
店舗来店を増やす | 店舗限定情報を店舗に来れるお客様に配信 |
ブランド認知を広げる | ピン留め投稿を増やしてそこで世界観を発信 |
ファン化を進める | 限定情報や先行案内を出す |
アパレルブランドの場合、最初からすべての目的を追うよりも、「EC購入」「店舗来店」「ファン化」のいずれかに絞ると運用しやすくなります。
Instagram Plusにおいても、最初から全ての機能を活用しようとせずに、まず今使うべき機能とその目的は何かをしっかり確認しましょう。
Instagram Plusを登録する
目的が決まったら、いよいよ導入していきます。
Instagram Plusに登録する基本的な流れは、以下の通りです。
Instagramアプリを開く
画面右下のプロフィールアイコンをタップする
プロフィール画面右上の「≡」メニューをタップする
「設定とアクティビティ」を開く「Instagram Plus」またはサブスクリプション関連の項目を探す
Instagram Plusの案内画面を開く
利用できる機能と月額料金を確認する
支払い方法を確認し、登録ボタンをタップする
アプリストアまたはInstagram内の決済画面で登録を完了する
Instagram Plusの案内が表示されない場合は、そのアカウントではまだ利用できない、またはアプリが最新版になっていない可能性があります。まずはアプリをアップデートし、再度プロフィール画面や設定画面を確認しましょう。
企業アカウントで利用する場合は、登録前に「誰の決済方法で支払うのか」「月額費用をどの勘定で管理するのか」「解約や支払い確認を誰が担当するのか」まで決めておくと安心です。
ストーリーズの有効期限を48時間に延長する方法
Instagram Plusでは、自分のストーリーズの有効期限を通常の24時間から48時間に設定できる機能があります。
操作の流れは、以下のように整理できます。
Instagramアプリを開く
ホーム画面上部の「+」または自分のアイコンをタップする
ストーリーズを作成する
投稿前の設定画面で、Instagram Plus向けの表示設定を確認する
「有効期限を延長」または48時間表示に関する項目を選択する
公開範囲を確認して投稿する
アパレルブランドの場合、この機能は新作発売、再入荷、週末限定キャンペーン、ポップアップイベントなどに向いています。通常の24時間では見逃されやすい情報も、48時間表示することでフォロワーとストーリーズの接触機会を増やしやすくなります。
たとえば、金曜日の夜に「土日限定の店舗イベント」を告知する場合、48時間表示にしておくことで、土曜日にInstagramを見なかったユーザーにも日曜日まで情報を届けやすくなります。
ストーリーズの閲覧者リストを検索する方法
Instagram Plusでは、自分のストーリーズについて、閲覧者リストの検索バーを使って特定のアカウントを検索できる機能があります。
基本的な確認手順は、以下の通りです。
自分が投稿したストーリーズを開く
画面左下、または閲覧者数が表示されている部分をタップする
閲覧者リストを開く
検索バーに確認したいアカウント名を入力する
特定のユーザーが閲覧しているか確認する
アパレルブランドであれば、常連顧客、取引先、インフルエンサー候補、ポップアップ参加予定者などがストーリーズを見ているか確認する場面で役立つ可能性があります。
ただし、個別ユーザーの閲覧状況を過度に追いすぎるのはおすすめしません。企業運用では、個人単位で追うよりも、「どの投稿テーマに反応が集まっているか」を見ることが大切です。
ストーリーズの再視聴回数を確認する方法
Instagram Plusでは、自分のストーリーズが再視聴された回数を確認できる機能も用意されています。
確認手順は、以下のように考えるとわかりやすいです。
投稿済みのストーリーズを開く
画面下部の閲覧者数、またはインサイトに関する表示をタップする
ストーリーズの分析画面を開く
再視聴回数に関する項目を確認する
再視聴が多いストーリーズの内容を記録する
アパレルブランドでは、再視聴が多い投稿ほど、ユーザーがじっくり確認したい情報だった可能性があります。
たとえば、以下のような投稿は再視聴されやすい傾向があります。
サイズ感の説明
スタッフコーデ
価格や発売日の案内
在庫状況
返品・交換ルール
再視聴が多いストーリーズは、フィード投稿、リール、ハイライトにも展開するとよいでしょう。
たとえば「サイズ感に関するストーリーズ」が何度も見られている場合は、リールで詳しく紹介したり、ハイライトに「身長別コーデ」としてまとめたりすることで、購入前の不安を減らしやすくなります。
ストーリーズの共有範囲を複数作成する方法
Instagram Plusでは、ストーリーズを閲覧できるアカウントのリストを複数作成できる機能があります。通常は全体へのシェア、または親しい友達リストを使う形ですが、Instagram Plusでは共有範囲のリストを好きなだけ作成できるとされています。
操作の流れは、以下の通りです。
Instagramアプリを開く
ストーリーズ作成画面を開く
投稿前に公開範囲の設定を開く
「共有範囲」またはリスト作成に関する項目を選択する
新しいリストを作成する
リストに入れたいアカウントを選ぶ
作成したリストを選択してストーリーズを投稿する
アパレルブランドでは、以下のようにリストを分けると活用しやすくなります。
リスト例 | 配信内容の例 |
|---|---|
既存購入者 | 先行予約、再入荷案内、限定クーポン |
店舗来店者 | 試着会、店舗限定カラー、ポップアップ告知 |
EC購入者 | 送料無料キャンペーン、人気商品の再入荷 |
VIP顧客 | 展示会案内、限定アイテムの先行公開 |
共有範囲を分けると、全フォロワーに同じ情報を出すよりも、関心度の高いユーザーに合った情報を届けやすくなります。ただし、管理するリストが多すぎると運用が複雑になるため、最初は2〜3種類から始めるのがおすすめです。
投稿を最大6件までピン留めする方法
Instagram Plusでは、プロフィール上部に最大6件まで投稿をピン留めできます。通常は3件までですが、Instagram Plusでは重要なコンテンツをより多く固定できるとされています。
投稿をピン留めする手順は、以下の通りです。
Instagramアプリでプロフィール画面を開く
ピン留めしたい投稿をタップする
投稿右上の「…」をタップする
「プロフィールに固定」または「ピン留め」を選択する
プロフィール上部に固定表示されたか確認する
アパレルブランドの場合、以下の6件を固定すると、初めて訪れたユーザーにも情報が伝わりやすくなります。
ピン留めする投稿 | 目的 |
|---|---|
ブランド紹介 | どんなブランドか伝える |
人気商品 | 購入意欲の高い商品を見せる |
新作コレクション | 最新情報を伝える |
サイズガイド | 購入前の不安を減らす |
スタッフコーデ | 着用イメージを伝える |
店舗・EC情報 | 購入や来店の導線を作る |
投稿を固定する際は、単に反応が多かった投稿を並べるのではなく、ユーザーが購入や来店を判断しやすい順番にすることが大切です。
プロフィールに直接投稿する方法
Instagram Plusでは、友達やフォロワーのフィードに表示されることなく、プロフィールまたはストーリーズのハイライトに直接投稿できる機能があります。
操作の流れは、以下のように整理できます。
Instagramアプリを開く
投稿作成画面を開く
画像や動画を選ぶ
投稿前の共有設定を開く
「プロフィールに直接投稿」またはフィードに表示しない投稿設定を選ぶ
必要に応じてハイライトへの追加を設定する
投稿する
この機能は、フィードに流すほどではないけれど、プロフィール上には置いておきたい情報に向いています。
アパレルブランドであれば、以下のような情報に使いやすいです。
サイズ表
配送・返品ルール
店舗アクセス
定番商品の説明
ブランドコンセプト
フィードの世界観を崩さずに、購入前に必要な情報をプロフィールやハイライトに整理できる点がメリットです。
カスタム自己紹介フォントを設定する方法
Instagram Plusでは、プロフィールの自己紹介文のフォントをカスタマイズできる機能があります。
操作手順は、以下の通りです。
プロフィール画面を開く
「プロフィールを編集」をタップする
自己紹介文の編集画面を開く
フォント変更に関する項目を選ぶ
ブランドイメージに合うフォントを選択する
表示を確認して保存する
アパレルブランドの場合、フォントはブランドの世界観に影響します。モード系、ナチュラル系、ストリート系、フェミニン系など、ブランドイメージに合う見せ方を選ぶと、プロフィールを見た瞬間の印象を整えやすくなります。
ただし、読みづらいフォントを選ぶと、ブランド説明や購入導線が伝わりにくくなります。デザイン性だけでなく、読みやすさも重視しましょう。
アプリアイコンを変更する方法
Instagram Plusでは、Instagramやクリエイターがデザインしたアイコンの中から、好きなアプリアイコンを選べる機能もあります。
基本的な手順は以下です。
Instagramアプリを開く
プロフィール画面右上の「≡」をタップする
「設定とアクティビティ」を開く
Instagram Plusの設定画面を開く
アプリアイコンの項目を選択する
好きなアイコンを選んで保存する
この機能は、企業アカウントの集客効果に直接つながる機能ではありませんが、担当者がInstagram Plusのカスタマイズ性を理解するうえでは確認しておくとよいでしょう。
使い始めた後に確認すべきこと
1番もったいないのが、Instagram Plusを有効活用できていないのに長い期間使い続けてしまうこと。
そうなることを避けるためにもInstagram Plusに登録したら、使いっぱなしにせず、月ごとに効果を確認しましょう。
確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
ストーリーズ延長 | 48時間表示にした投稿の閲覧数やリンククリック数 |
再視聴インサイト | 何度も見られた投稿テーマ |
閲覧者検索 | 重要顧客や見込み顧客の反応 |
ピン留め投稿 | プロフィールアクセス後のクリックやDM |
共有範囲リスト | 限定配信への返信数や反応 |
月額料金 | 費用に対して運用改善につながっているか |
Instagram Plusを効果的に使う具体的なコツ

Instagram Plusを効果的に使うには、機能を覚えるだけでは不十分です。
中小企業のInstagram運用では、「誰に」「何を伝え」「どの行動につなげるか」を明確にしたうえで、機能を使い分ける必要があります。
「購入前の不安」を減らす投稿に使う
人々が商品やサービスを購入する際、「認知」→「興味・関心」→「比較・検討」というフェーズを辿って購入に至り、この流れをマーケティングファネルと言います。
ストーリーズは、商品やサービスを購入するか検討する「比較・検討」段階で有効とされる機能です。
そのためストーリーズの運用で最も重要なのは、商品の魅力を伝えるだけでなく、購入前の不安を減らすこと。
特にECサイトからの購入では試着できないため、ユーザーはサイズ感、素材感、透け感、洗濯方法、着回し、実物の色味などに不安を感じます。
Instagram Plusを活用するなら、ストーリーズで以下のような情報を重点的に発信しましょう。
150cm、160cm、170cmなど身長別の着用動画
骨格別の見え方
室内光と自然光での色味比較
生地の厚みや伸縮性
スタッフのリアルなおすすめコメント
購入者レビュー
特にストーリーズは、短い動画で細かいニュアンスを伝えやすい場所です。
フィード投稿ではきれいな世界観を見せ、ストーリーズではリアルな着用感や購入前の疑問に答える、と役割を分けると運用しやすくなります。
限定情報は「誰に届けるか」を設計する
Instagram Plusでカスタムリストを使う場合、限定情報の出し分けが重要になります。
ただし、ここで注意したいのが「不公平にならないこと」。
限定配信を乱用すると、フォロワーに不公平感を与える場合もあります。
アパレルブランドであれば、以下のような設計が現実的です。
配信対象 | 配信内容 | 注意点 |
|---|---|---|
既存購入者 | 先行予約、再入荷案内 | 特別感を出しすぎず自然に |
店舗来店者 | 試着会、店舗限定カラー | 来店メリットを明確に |
ECユーザー | クーポン、送料無料情報 | 割引依存にならないよう注意 |
コアファン | 制作背景、企画会議の裏側 | ブランド価値を伝える |
新規フォロワー | 初回購入ガイド、人気商品紹介 | 購入ハードルを下げる |
中小企業では、大企業のように大量の広告費をかけることが難しい場合があります。
その分、既存顧客との関係性を深め、リピート購入や紹介につなげる運用が重要です。Instagram Plusのような追加機能は、既存フォロワーとの関係を深めるために使うと効果を検証しやすくなります。
インサイトを見て改善する
Instagram Plusを使う場合でも、最終的にはインサイト分析が欠かせません。
SNS運用では、投稿を出して終わりではなく、反応を見て改善することが重要です。
アパレルブランドで見るべき主な指標は以下です。
目的 | 見るべき指標 | 改善の考え方 |
|---|---|---|
認知拡大 | リーチ、インプレッション、リール再生数 | 冒頭の見せ方や投稿テーマを改善 |
商品理解 | 保存数、再視聴数、プロフィールアクセス | サイズ・素材・着回し投稿を増やす |
EC誘導 | リンククリック、商品ページ遷移 | ストーリーズ導線やCTAを改善 |
購入 | 購入数、カート追加数 | 商品説明や在庫訴求を見直す |
ファン化 | 返信数、コメント数、DM数 | スタッフ投稿や裏側発信を強化 |
特に中小企業では、投稿制作に時間をかけても、分析が後回しになりがち。
しかし、成果につながるInstagram運用では、投稿内容、反応、導線、売上・問い合わせまでをつなげて見る必要があります。
それでも分析の時間が取れないという場合に、ぜひ活用して欲しい場合はInstagram運用代行。
運用代行会社の中にはただ投稿するだけでなく、プロの視点からしっかり分析して運用まで担ってくれる会社もあります。
もしいきなり契約をするのが不安な場合は、運用代行会社の資料請求や見積もりから始めてみるのも一つです。

Instagram Plusの「もったいない」使い方とは?

Instagram Plusは便利な機能ですが、使い方を間違えると費用だけが発生し、成果につながらない可能性があります。
ここでは、中小企業がやりがちな、もったいない使い方と改善ステップを解説します。
1:新機能を使うこと自体が目的になる
最も多い失敗は、「Instagram Plusを使っている」という事実だけで満足してしまうことです。新しい機能は注目されやすいですが、目的がなければ成果判断ができません。
たとえばアパレルブランドでありがちなのは、ストーリーズに力を入れようとすればするほど、本日発売」「残りわずか」「セール中」といった売り込みの投稿だけになってしまうケースです。Instagram Plusはストーリーズに関する機能が多いため、「ストーリーズをたくさん使おう」と思われがちですが、これでは、ユーザーにとって有益な情報が少なく、ブランドへの関心も深まりにくくなります。
大事なのは、今の戦略や使い方にInstagram Plusをどうマッチさせていくかということ。
「Instagram Plusを使う」ではなく「Instagram Plusを組み込んでいく」という意識を持つことで、Instagram Plusの機能を成果に結びつけやすくなります。
2:フォロワー数だけを追う
Instagram Plusを導入しても、フォロワー数だけを追っていると本質的な改善が見えません。もちろんフォロワー数は認知の指標の一つですが、売上や問い合わせに直結するとは限りません。
アパレルブランドでは、フォロワー数が多くても、ECサイトへのクリックが少ない、商品投稿の保存が少ない、DMでの質問が少ない場合、購買意欲の高いユーザーに届いていない可能性があります。
改善ステップは次の6つ。
目的を決める
目的に合ったKPIを決める
投稿カテゴリを整理する
週次で数値を見る
反応が高い投稿の共通点を探す
次月の投稿企画に反映する
たとえば「EC購入を増やす」が目的なら、フォロワー数よりも、商品ページクリック、カート追加、購入数、保存数、DM数を重視します。
「店舗来店を増やす」が目的なら、アクセス情報の閲覧、予約リンククリック、来店予約、イベント参加数を確認します。
3:導線が整っていない
Instagram Plusでストーリーズの機能が強化されても、導線が弱いと成果につながりません。
たとえば、ストーリーズで新作を見て購入したい気持ちが高まったユーザーが「どこで買えるのか」「価格はいくらか」「サイズはあるのか」をすぐ確認できなければ、離脱してしまいます。
アパレルブランドでは、以下の導線を整えておきましょう。
ECサイトへのリンクをわかりやすく設置する
ハイライトに「店舗情報」を作る
ストーリーズに商品リンクや購入導線を入れる
DMで質問しやすい雰囲気を作る
投稿文に「詳しくはプロフィールリンクへ」など自然な案内を入れる
店舗がある場合は住所、営業時間、アクセスを整理する
Instagram運用では、投稿を見たユーザーが次にどこへ進めばよいかを明確にすることが重要です。リーチや再生数が伸びても、プロフィールやECサイトへの導線が弱ければ、売上や問い合わせにはつながりにくくなります。
4:担当者任せで運用ルールがない
Instagram Plusは有料機能であるため、企業アカウントで使う場合は運用ルールが必要です。担当者の個人的な判断で機能を使い始めると、請求管理、投稿基準、顧客情報の扱い、炎上時対応が曖昧になる可能性があります。
改善するには、最低限以下を決めておきましょう。
項目 | 決めるべき内容 |
|---|---|
利用目的 | EC購入、店舗来店、認知、採用など |
投稿ルール | 誰が企画し、誰が確認するか |
請求管理 | どのアカウント・決済方法で管理するか |
顧客対応 | DM返信の範囲、返信時間 |
分析頻度 | 週次・月次で何を見るか |
炎上対策 | NG表現、削除基準、報告フロー |
SNS運用は、誰か一人に運用が任せっきりになってしまうほど継続が難しくなります。
中小企業では、経営者、店舗責任者、SNS担当者、外部パートナーが同じ目的を共有し、運用ルールを整えることが重要です。
Instagram Plusをうまく使いたい人が知っておくべき注意点

Instagram Plusを活用するうえで、中小企業が特に注意すべき点は次の4つです。
機能や料金は変わる可能性がある
Instagram Plusは、現時点ではまだ導入が始まったばかりの機能であるため、機能や料金が今後も変わらないとは限りません。
InstagramヘルプセンターにはInstagram Plus関連ページがありますが、利用できる人や提供内容はアカウント・地域・時期によって変わる可能性があります。
そのため、記事やSNS投稿などを活用して、Instagramに関する最新情報を常にチェックしながら使用する事が大事です。
また、企業アカウントで導入する場合は、実際のアプリ画面に表示される内容、料金、利用規約、請求条件を確認しましょう。
非公式のInstagram Plus APKは注意して使う
今回導入された「Instagram Plus」と間違えやすいのが、非公式の「Instagram Plus APK」。
これらはInstagram公式アプリとは全く関係がない別物であり、非公式のアプリになります。
非公式・改造アプリは、ログイン情報の漏えい、アカウント停止、セキュリティリスクにつながる可能性があります。
中小企業のInstagram運用では、アカウントそのものが集客資産になります。アカウントやその中に含まれる大事な情報を守るためにも、混同しないように気をつけましょう。
まとめ
Instagram Plusは、Instagramで使える有料サブスクリプション機能として、今かなり注目されています。ストーリーズの表示期間延長、視聴者リスト検索、再視聴回数の確認、カスタムオーディエンスリストなど、中小企業のInstagram運用にも活用できる機能がたくさんあります。
その一方でInstagram Plusを「とりあえず導入しよう」というのはNG。
Instagram Plusは、あくまで「ストーリーズ運用の可能性を広げる機能」です。
戦略設計、投稿企画、クリエイティブ、分析改善、導線設計まで含めた運用を意識した上で、そんな運用をより良くするための機能として活用していきましょう。
よくある質問

Q. Instagram Plusとは何ですか?
A. Instagram Plusとは、Instagramで月額319円でされている有料サブスクリプション型の機能です。
ストーリーズの表示期間延長、再視聴回数の確認、視聴者リスト検索、カスタムオーディエンスリストなどが紹介されていますが、利用できる機能や料金は地域・アカウント・時期によって変わる可能性があります。
Q. Instagram PlusとMeta Verifiedは違いますか?
A. Instagram PlusとMeta Verifiedは目的が異なります。Meta Verifiedは認証バッジ、なりすまし対策、サポートなどを目的としたサブスクリプションです。一方、Instagram Plusは報道上、ストーリーズやプロフィール体験を拡張する有料機能として紹介されています。企業アカウントでは、どちらが自社の目的に合うかを確認して選ぶ必要があります。
Q. Instagram Plusを導入する前に何を準備すべきですか?
A. Instagram Plusを導入する前に、運用目的、KPI、投稿カテゴリ、導線、分析体制を整理することが重要です。たとえばアパレルブランドなら、EC購入を増やしたいのか、店舗来店を増やしたいのか、ブランド認知を広げたいのかで使い方が変わります。目的が曖昧なまま導入すると、費用対効果を判断しにくくなります。
Q. Instagram Plusの運用は社内でできますか?外注すべきですか?
A. Instagram Plusの利用自体は社内でも可能ですが、成果につなげるには戦略設計、投稿企画、撮影、動画制作、インサイト分析、改善提案が必要です。
社内にSNS運用の知見や制作リソースがある場合は内製できますが、分析改善まで手が回らない場合は、SNS運用の専門会社に相談することで課題や改善優先度を整理しやすくなります。
Instagram Plusを活用したInstagram運用にお悩みの方へ
「Instagram Plusを自社で使うべきか判断したい」
「アパレルブランドのInstagramからEC購入や店舗来店につなげたい」
「投稿は続けているが、売上や問い合わせに結びついていない」
そう感じている場合は、まず現状のアカウント設計や投稿内容、導線、数値を整理することが重要です。
自社だけで改善点を判断するのが難しい場合は、SNS運用の専門会社に無料相談することで、成果につながりにくい原因や改善の優先順位を把握しやすくなります。
Instagram Plusの導入判断も含めて、自社の目的に合ったInstagram運用の方針を一度整理してみてください。
